男子校本丸の同田貫清国ー看病 ー�� ページ33
「主さんはすかぁとなんて持ってないでしょう。
丈の短いずぼん……ほぼ下着のようなものを持ってるでしょう。」
「ホットパンツは下着じゃないけど！？」
「名称はいいのです。
女物とは言えども、主さんの物です。彼らは喜びますよ。」
「…喜ぶの？」
「好きな人の物を貰ったり、身につけるのはそれだけで幸せです。」
「あたしのこと、が、好き……？
なんか、信じられない。どうせ、主としてー…じゃないの？」
疑心暗鬼な主。
清国は笑みを崩さない。
「勿論、主としての好意かもしれません。ですが、一定以上の好意はありますよ。
そうじゃないと…。」
清国はここで口を閉じる。
これは言ってもいいのだろうか？と悩む。
「そうじゃないと…？」
主は疑問で返す。
「……いえ、なんでもありません。」
「えっ？気になるんだけど……。」
「忘れてください。
まぁ、それで、主さん、主さんの服を貸していただけませんか？御手杵さんは獅子王さんの服で問題がないので5振り分のを。」
主は少し唸り、渋々ながら「分かった」って言う。
「どうせ冥府に戻って回復しなきゃいけないもん。
持ってきてあげる。でも。」
「でも？」
「写真に収めること！これが条件。」
「写真ですか？」
「カメラはあとで持ってくるから、撮って。あたしは寝てないといけないから。」
「良いですよ。喜んでその命を受けます。
けどその前に。」
清国は主を寝かせて布団をしっかりかぶせる。
そして障子を開ける。
「粥を作ってきます。お腹が空いたでしょう？」
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