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その夜は、千冬の家でゆっくりしてた。
千冬の両親も親切にしてくれて、美味しいご飯まで用意してくれた。
久々にゆっくりしたなぁ、なんて思いながら千冬が敷いてくれた布団に入る。
いつもは仕事から帰ってご飯を準備してお風呂も沸かして…て、1人で全部やってたから。
圭介がやってくれないわけじゃない。
ただ、バカで不器用だから出来ないのだ。
1度やってくれようとしてくれたけど、キッチンはぐちゃぐちゃだし意味わかんない料理出てくるし、さらにはお風呂で転ぶし。
そんなんでも楽しかったのは、事実だけど。
布団に入りボケーっとしていればお風呂から上がってきた千冬が部屋に戻ってきた。
『千冬…って、え？！服着てよ！』
「は、え、起きてたんすか？！」
『いいから、服！』
「す、すみません！」
千冬に圭介の話をしようとそちらを見れば上半身裸の千冬がいる。
お風呂上がりは暑いからいつも服を着ていないんだろうか。
圭介も普段そうだし見慣れてはいるけど、ほかの男の人、ってなると別。
焦ったように布団に潜る私と慌ててその辺に置いてあったTシャツを着る千冬。
あー、びっくりした。
・
・
しばらくして服を着てくれた千冬もベッドに入る。
それからさっきしようとした話をもう一度しようと千冬の名前を呼ぶと、優しく答えてくれる。
『圭介は…やっぱり私のこと好きじゃなかったのかな。別れたいって、思ってたのかな』
「…そんなことないと思いますけど、」
『でも、違ったら浮気なんてしないじゃん？…考えたの。なんであのバカな圭介がこんなことしたのかなって』
「…Aさん」
『私が…圭介のこと寂しくさせちゃってたのかなって。いつも仕事ばっかであんまり構ってあげられてなかったな、って』
よくよく考えれば、浮気された方にも問題があるはずだった。
考えた時、1番に思いついたのがそれ。
そう考えれば申し訳ないことしたな、なんて甘すぎるのかな。
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
