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「…A？」
『あ、起きた？おはよう』
「なにしてんの？」
『ご飯作ってる』
この会話、いつぶりだろう。
あれから3時間して起きてきた圭介。
リビングに来て私の顔を見るなりそう呟く。
私はあれから家中を片付け、朝ごはんを作っていた。
圭介は私の方に歩いてきたかと思えば後ろから抱きついた。
「…腰、平気か？」
『…大丈夫』
「わりぃ、昨日全然優しく出来なかった」
『…ほんと大丈夫だから！料理中だし危ないからあっりいってて！』
なにを聞いてくると思えば腰の心配かい。
その質問にどこか恥ずかしくなった私はそう言って圭介を離らかす。
圭介は意外と素直に私から離れてくれた。
・
・
『はい、どうぞ』
「うわ…めっちゃ美味そう」
『いっぱい食べてね、どうせロクなもん食べてなかったんでしょ』
「毎日ペヤング」
『やばすぎ』
私の料理を目の前にわかりやすく目を輝かせる圭介。
それにしても毎日ペヤングは身体に悪すぎないか？
圭介は箸を持っていただきます、といえばすごい勢いで食べ始める。
そんな急がなくても誰も取らないよ。
・
・
「ご馳走さん」
『よく全部食べたね』
「美味んだよ、お前の料理」
あれからすごい量あった料理を全部食べてくれた圭介。
いつもは千冬と私とその両親の分を作っていたから、ついついいつものノリで作ってしまったのにも関わらず、すごいよほんと。
「なァ、出てくなよ、ここ」
『へ？』
「だから、もう千冬んとこ戻んなって言ってんの」
圭介が急に意味わかんないことを言い出すから間抜けな声が出た。
そんな私にわかりやすくそう言ってくる圭介。
千冬、という名前に反応してしまうのも事実で。
だけど。
『…戻んないよ、ずっとここにいる』
私は、そう言って圭介を真っ直ぐ見た。
ちゃんと向き合わないと。
圭介とも。
千冬とも。
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
