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「じゃーねーケンチン」


「おー」


『ばいばーいケンチン』


「その呼び方やめろ」


『理不尽で草』




帰り道、方向が違うので途中でドラケンとはさよならになる。


マイキーを真似してそう言ってみれば私にはやめろって言ってくる。

ひどくない?


素直にばいばいドラケン、といえば納得したように帰って行った。

めんどくさいやつだ。





「おれん家でゲームしよ」


『やだよ』


「は?」


『すみません行きます喜んでお邪魔します』




私が1回断るとすごい目で睨んでくるから大人しくそう訂正しておいた。

たまに人を殺すような目で私を見てくるからいつか死ぬんじゃないかって思ってる。


あーあ、帰ったら秒で寝る予定だったのに。



















しばらく歩いていればマイキーの家に着く。


マイキーの家は馬鹿みたいに広くて少し羨ましい。

いや、少しって言うかものすごく羨ましい。





「俺用事あるから先部屋行ってて」


『はーい』



そう言ってどこかに走っていってしまったマイキー。


おいおい、彼女への扱い適当か。

なんていつものことだしなんか変に思うなんてことは無いけれど。



玄関で靴を脱いでいれば後ろに気配を感じ、反射的にバッと振り向く。

するとそこにはマイキーのお兄さんの真一郎くんが煙草を咥えながら立っていた。




『真一郎くんっ!』


「おー、久々だな。A」


『ひさしぶりっ嬉しい!』




マイキーのお兄さん、ってこともあるけど私は真一郎くんとも仲が良い。

小さい頃よく一緒に遊んでくれたのが懐かしい。



それでも最近全然会えていなかったから会えたのが嬉しくて思わず飛びつくと一瞬驚いた声を上げた真一郎くんだったがすぐに笑って抱きしめ返してくれた。


えー、大好き。

もうマイキーじゃなくて真一郎くんと付き合いたい。





「よし、じゃあ一緒に俺の部屋で寝るか」


『寝ます♡』


「おいシンイチロー、人の彼女と寝ようとすんな」


「チッ、帰ってたのかよ万次郎。おかえり」




真一郎くんに肩を抱かれるまま部屋に移動しようとすればマイキーの部屋の方から声が聞こえる。


そっちを見れば不機嫌そうに眉間に皺を寄せこちらを見ているマイキーの姿。

くそ、真一郎くんとのラブラブタイムだったのに…

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みや(プロフ) - 胡桃咲ふわりさん» 調べて見たら確かにあんな表現なかったです…笑 ご指摘いただきありがとうございます! (2021年9月9日 22時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
語彙力皆無 - 胡桃咲ふわりさん» え、間違い…? (2021年9月8日 22時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃咲ふわり(プロフ) - 2でダシに使うがアシに使うになってます!!別の表現だったり、方言だったりしたらすみません。更新応援しております。 (2021年9月8日 8時) (レス) id: 00e13ca19d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みや | 作成日時:2021年9月8日 3時

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