22 ページ22
マイキーの意味わからない発言にみんなの声が揃う。
え、帰れ?
ん…?帰れ?
私自身も理解できずに頭の上にクエスチョンマークを浮かべていればマイキーは私の腕を引っ張りぎゅうっと抱きしめる。
「A以外は、帰って」
「いや、マイキー?何言ってんだ?」
「これからは俺とAの時間。みんなありがと、バイバイ」
「バイバイって…お前なぁ…」
「ドラケン、帰ろうぜ」
マイキーの言葉に呆れつつのドラケンを、三ツ谷くんがそう言って宥める。
そしてそれからみんなはゾロゾロと帰宅して行った。
玄関出る時に誰かが“ケーキ残しとけよ!”って聞こえたけど無視してやった。
多分…いや絶対パーちん。
え、てかほんとにみんな帰っちゃうの?
マイキーと私の時間ってなに?
まだ状況が理解できない私に対してマイキーは、みんなが出てったのを確認するとソファに押し倒す。
「んじゃ、プレゼントもらうわ」
『え?』
「これ、くれるんだろ?」
意味がわからず目を白黒させていればマイキーはいつか私が真一郎くんから貰った“あれ”を持っている。
まって、それ引き出しの奥の隠しておいたはずなのに。
なんで持ってるの。
『なんで…それ…』
「んー?真一郎がAが俺のためにこれ買ったって言ってたから。探した」
『…アイツ…てかそれ買ったの私じゃない!』
「照れんなって」
『ほんとだもん!』
私が必死にそう否定すれば何故か面白そうに笑うマイキー。
いや、何も面白くないし。
この話本当なのに!
『一回、どいて』
「じゃあ後でまた押し倒していいってこと?」
『…それも違う』
このまま話してても埒があかない、ということでそう説明してマイキーに退いてもらう。
案外大人しく退いてくれて助かった。
それから私は起き上がり別の引き出しからあの時買ったプレゼントを取り出した。
『はいこれ…あげたかったのはこっちだよ』
「…マジ?」
『まじ』
700人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みや(プロフ) - 胡桃咲ふわりさん» 調べて見たら確かにあんな表現なかったです…笑 ご指摘いただきありがとうございます! (2021年9月9日 22時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
語彙力皆無 - 胡桃咲ふわりさん» え、間違い…? (2021年9月8日 22時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃咲ふわり(プロフ) - 2でダシに使うがアシに使うになってます!!別の表現だったり、方言だったりしたらすみません。更新応援しております。 (2021年9月8日 8時) (レス) id: 00e13ca19d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みや | 作成日時:2021年9月8日 3時