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「は？なにしてんだよ」
『や、ちょ、場地の背中見たいなって！』
「意味わかんねぇ、どけよ」
『むり！動かないで！』
せっかく千冬から隠れてると言うのに空気を読まない場地は私から離れようとする。
私はそんな場地をがっしりと掴みその場から動けないようにしておいた。
「千冬ぅ、コイツどうにかして」
「…多分俺の所為っす」
「は？」
「俺昨日Aに…」
「千冬ぅぅうう！」
場地の背中に隠れていればさっきの場地同様に素直に昨日あったことを話そうとする千冬。
そんな千冬に対して私はまたそう叫んだ。
2回目だよ、もう恥ずかしいって感情どっか行っちまったよ。
「とりあえず…もう1限始まっけど」
「無理矢理にでも連れて行きます。ほらA行くぞ」
『や、むりほんと！むり！』
「なにが無理だよ、場地さんにも迷惑かかんだろうが」
『ひいっ』
「ひいってなんだよ俺は化け物か」
必死に抵抗してももちろん男の千冬に敵うわけはない。
それどころかなにもわかってない場地はどっちを助けようもないから黙って私たちを見ているだけ。
くそ、理由なくても女の子の私を助けろ。
そのままズルズルと教室まで引っ張られる私。
ここまでか…なんて覚悟していれば千冬は特に何か言うわけでもなく、パッと手を離したかと思うと黙って自分の席に戻っていた。
てっきり、なにか追い討ちでもかけてくると思ったのに。
『…変なの』
思ってもいなかった展開を目の前にして、私は小さく呟いて席に座った。
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みや(プロフ) - にるさん» そんな風に感じながら読んでもらえてすごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月3日 23時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - まちゃさん» ぜんぶ嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです…！ありがとうございました！ (2021年9月3日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 読み始めた頃は物語がどんな感じで進んでいくのか予想がつかなかったのですごく面白かったです！新作も楽しみにしてます！！ (2021年9月3日 11時) (レス) id: 1dc1023941 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 終始きゅんきゅんしながら見てました; ;タイトルからして面白そうだなと思っていて、いつも通知が来る度喜んでました笑。夢主の性格もThe女の子という雰囲気がないところが好きです！次回作も楽しみにしてます！ (2021年9月3日 9時) (レス) id: 9bf8242341 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 場地さんにはどっちでもいけるポジションでいてほしかったです()ありがとうございました！ (2021年9月3日 2時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年8月25日 0時
