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次の日。


昨日のモヤモヤが取れないまま学校に行く。

ずっと悩みながら歩いていれば後ろから誰かに肩を叩かれ声をかけられる。





「よっ、ってお前なんつー顔してんだよ」


『千冬…おはよ』


「顔マジこえーぞ」


『え』




あまりにひどい顔をしていたのか、肩を叩いた張本人の千冬がそう言ってきた。

今日はどうやら場地は一緒じゃないらしい。



千冬の顔を見たらさらにモヤモヤがおっきくなった。






『や、なんでも…』


「そうか?そんなんじゃモテねーぞ」


『別にモテたいなんて思ってませんー』





自然に一緒に学校に行く雰囲気になり、2人で歩く。

まぁそりゃ行き先一緒なんだから当たり前か。




まぁすごい複雑何だけどね。

今君のことで悩んでるんですよ、千冬さん。






「あ、そういやさ」


『んー?』




歩いていてしばらく、千冬が私に声をかける。

そしてカバンの中をガサガサと漁り始め、2枚の紙切れを出して私に見せた。






「これ、いこうぜ」


『…何これ?』


「チケット」


『なんの…って、え?!遊園地?!』


「お前こう言うの好きだろ」


『だいっすき!』





わかりやすく私が喜べば、そんな私を見て千冬まで嬉しそうに笑う。

なに、可愛い。



 

「知り合いに貰ったんだよ、行くだろ?」


『もちろん!ありがとう千冬っ!』


「ちょ、おまっ、離れろ…!」





嬉しすぎて思わず千冬に抱きつくと焦ったように言う千冬。


やばい、さすが千冬。

私の好きな事わかってるじゃないか。




ルンルンで学校に行けばみんなに“今日テンション高いね”と笑われた。

いや、だから私そんなわかりやすい?

23→←21☆



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みや(プロフ) - にるさん» そんな風に感じながら読んでもらえてすごく嬉しいです!ありがとうございます! (2021年9月3日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - まちゃさん» ぜんぶ嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです…!ありがとうございました! (2021年9月3日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 読み始めた頃は物語がどんな感じで進んでいくのか予想がつかなかったのですごく面白かったです!新作も楽しみにしてます!! (2021年9月3日 11時) (レス) id: 1dc1023941 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 終始きゅんきゅんしながら見てました; ;タイトルからして面白そうだなと思っていて、いつも通知が来る度喜んでました笑。夢主の性格もThe女の子という雰囲気がないところが好きです!次回作も楽しみにしてます! (2021年9月3日 9時) (レス) id: 9bf8242341 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 場地さんにはどっちでもいけるポジションでいてほしかったです()ありがとうございました! (2021年9月3日 2時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みや | 作成日時:2021年8月25日 0時

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