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「挨拶って…ナニ言ってんのお前」


『え?だから挨拶なんだよ?場地にもしようか?』


「は?なにを?」


『挨拶』





私はそう言いながら立ち上がり、フラリと場地の横に立つ。

元々そこまで背が高くない私だから少し屈めば場地の首元に口がいく。



ふと場地の顔を見れば状況が理解できていないようで目を白黒させている。

そんな場地におかまになしに私は首筋の唇を置く。



髪縛ったから邪魔な髪もない。





「ん…、オイ、」


『…んん〜、なかなか難しい』


「まじっ、やめろ…、」




千冬がやっていたように軽く噛んで吸い付くがなかなか跡がつかない。


何度かやってみるがその度に声を出す場地。

なんか…場地がえろい。



やっとのことでついた跡はどこか薄くて、噛み跡までついていた。

練習しなきゃ、私下手だ。






『…ついた!』


「お前なぁ、まじで…」


『褒めてよ場地!跡ついたよ!挨拶できた!』


「…ったく、ハイハイ凄いわ。だからお前もう帰れ」


『え』





せっかく挨拶をし終わったのに次の瞬間帰れと言う場地。

何故だ、まだ勉強だって全然進んでいない。


そう言って少し拗ねた顔で場地を見てみた。






『…まだ全然終わってないじゃん」


「いーから帰れ」


『…やだもん』


「襲うぞ」


『へ?!』




急な場地の言葉にびっくりして固まっていれば、場地は私に荷物を持たせて強制的に教室の外へ追い出した。





「じゃーな、また明日」


『え、場地、待っ…』




そう言いかけたが、思いっきりドアを閉められた。


場地さん、どういうことですかその言葉。

少し気になってはいたが、挨拶出来ただけで十分満足だった私は仕方なく帰る頃ことにした。





今日は、なんだかいい日だ。

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みや(プロフ) - にるさん» そんな風に感じながら読んでもらえてすごく嬉しいです!ありがとうございます! (2021年9月3日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - まちゃさん» ぜんぶ嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです…!ありがとうございました! (2021年9月3日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 読み始めた頃は物語がどんな感じで進んでいくのか予想がつかなかったのですごく面白かったです!新作も楽しみにしてます!! (2021年9月3日 11時) (レス) id: 1dc1023941 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 終始きゅんきゅんしながら見てました; ;タイトルからして面白そうだなと思っていて、いつも通知が来る度喜んでました笑。夢主の性格もThe女の子という雰囲気がないところが好きです!次回作も楽しみにしてます! (2021年9月3日 9時) (レス) id: 9bf8242341 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 場地さんにはどっちでもいけるポジションでいてほしかったです()ありがとうございました! (2021年9月3日 2時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みや | 作成日時:2021年8月25日 0時

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