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他愛のない話をしていれば、気づけば0時を回っていた。
「もう今日は寝るか？」
『うん、そうだね』
三ツ谷くんは私のために布団まで敷いてくれた。
私なんか全然その辺の床で寝るのに、というとふざけんなと怒られた。
お互い私は布団、三ツ谷くんはベッドに入る。
1日疲れてたためか、割とすぐ眠くなった。
うとうとしながら、私は三ツ谷くんに言う。
『三ツ谷くんは、優しいね』
「……」
しばらくしても返事がないため、私は不思議に思ったが、眠さが限界に達していたため、そのうちに寝てしまった。
「…優しいだけじゃ、手に入んねぇよな」
私が寝たあと、三ツ谷くんは起き上がり、私に覆い被さる。
そのまま首元に顔を埋め、赤い跡をつけた。
・
・
今日は金曜日。
平日だからもちろん学校もある。
とは言っても荷物はほとんど家に置いてきちゃったから持っているのはスマホと財布だけ。
まぁ友達に借りればなんとかなるよね。
『行ってくるね』
「大丈夫か？休めねーの？」
『うーん、一応単位落としたくないから…』
「そうか」
昨日の今日だから、と言って心配してくれる三ツ谷くん。
確かに気持ち的にはものすごく重いけど、学校休む理由にはならないし。
そう思って私は着替えを済ませた。
『行ってきます！』
「行ってらっしゃい。また迎えいりそうだったら言えよ」
『うん！』
そう返事をして、三ツ谷くんの家を出る。
迎え、なんて圭介は全然してくれないから少し違和感を感じた。
三ツ谷くんのおかげにより昨日より少し気分は晴れた。
まぁ、完全にってわけじゃないけど。
『やば…遅刻だ』
ゆっくり歩いていれば時間ギリギリになってしまい、私は急いで学校まで走った。
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紫陽花(プロフ) - やばいくらい泣きました…！話の長さは長すぎず短すぎずの丁度いい長さなのにこんなにも深い話をかけるみやさん天才ですよ！！！！！ (7月3日 19時) (
レス) id: 5633e8474b (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり＠幽霊同盟 - 涙腺と脳味噌が崩壊した…()場地さんかっけぇぇです…新作出たら、絶対読みます。 (2022年5月7日 1時) (レス) @page34 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
mzhama(プロフ) - 原作では泣きましたが場地さんが幸せになってくれるのは嬉しいです。途中涙腺やられました。素敵な小説ありがとうございました (2022年4月16日 19時) (レス) @page34 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃん(プロフ) - 場地さん推しの私は最高でした…涙も出ました！ (2021年12月24日 1時) (レス) @page34 id: 587a5d2da1 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 最高でしたー！ (2021年9月26日 15時) (レス) id: 75bd89e55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年8月13日 16時
