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三ツ谷くんの家に着くと、早速2人の女の子がお出迎えしてくれた。
この子達がさっき言ってた妹ちゃん達だろうか。
「お兄ちゃんが美人さんな彼女連れてきた！」
「美人すきー！」
私の顔を見るなりそう言う2人。
そのまま私の腰と足のあたりにぎゅっと抱きついた。
言ってることは置いといてめちゃくちゃ可愛い。
「おいおめーらそんなAにくっつくな」
三ツ谷くんが2人に向かってそう言うと、ぷくーっと頬を膨らませる。
やばいかわいい天使。
「お兄ちゃん意地悪！」
「意地悪！」
そう言ってどこかへ走って行ってしまった2人。
ひらひらと手を振ると、それを見ていた三ツ谷くんは私に言う。
「わりぃな、うるさくて」
『全然！むしろ可愛いよ』
「小さいの好きだっけ？」
『大好き！』
私が食い気味でそう答えると、一瞬驚いた顔をする三ツ谷くんだったがすぐに笑い出した。
“なんかおかしかった？”って聞くと、“無邪気なとこお前も一緒”って笑うから少し恥ずかしくなった。
飲み物とってくるから先部屋行ってて、と私を自分の案内してキッチンに行ってしまった三ツ谷くん。
そんな、気にしなくて良いのに。
そう思いながら三ツ谷くんの部屋に入ると、シンプルで綺麗に片付けられた部屋。
圭介とは全然違うな、あいつは部屋いつもぐっちゃぐちゃで私が居なきゃだめなんだから。
なんてこんな時まで圭介のこと考えちゃうんだから嫌になる。
床に座ると、スマホが鳴っていることに気づいた。
恐る恐る画面を見ると、圭介から沢山の不在着信とメッセージ。
“どこに居んだよ”“迎え行くから場所教えろ”“電話出ろ”なんて珍しく沢山きてたから少しびっくりする。
それもそうか。
いつもなら喧嘩しても家を出てくなんてないし、割とすぐに仲直りしてた私たち。
しょうもない言い合いばっかりだったから、こんな大きい喧嘩初めて、って言っても過言ではない。
連絡くらいは入れとこうか、なんて考えていたその時、ちょうど飲み物を持ってきてくれた三ツ谷くんが戻ってきた。
「なんでそんなとこ座ってんの？」
『あ、どこに座って良いかわからなくて…』
「ベッドの上でも何処でも座っとけ」
そう言ってくれたからお言葉に甘えてベッドの上に腰掛けた。
連絡するのは、また後ででいいよね。
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紫陽花(プロフ) - やばいくらい泣きました…！話の長さは長すぎず短すぎずの丁度いい長さなのにこんなにも深い話をかけるみやさん天才ですよ！！！！！ (7月3日 19時) (
レス) id: 5633e8474b (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり＠幽霊同盟 - 涙腺と脳味噌が崩壊した…()場地さんかっけぇぇです…新作出たら、絶対読みます。 (2022年5月7日 1時) (レス) @page34 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
mzhama(プロフ) - 原作では泣きましたが場地さんが幸せになってくれるのは嬉しいです。途中涙腺やられました。素敵な小説ありがとうございました (2022年4月16日 19時) (レス) @page34 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃん(プロフ) - 場地さん推しの私は最高でした…涙も出ました！ (2021年12月24日 1時) (レス) @page34 id: 587a5d2da1 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 最高でしたー！ (2021年9月26日 15時) (レス) id: 75bd89e55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年8月13日 16時
