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『…は!!』





目を開けると、見覚えはあるがいつもと違う景色に慌てて飛び起きる。


まただ、また過去に来てしまった。




やっぱり、夢なんかじゃなかったのか。








時間を確認するとやはり朝だった。




今日はどうやら日曜日。






だめだよくわからないから二度寝しようか。

そう思って再び布団をかぶる。


もしかしたら、眠りについたらまた元に戻るかもしれない。





そう思うと少し怖くてやっぱり寝るのはやめておいた。





とりあえず状況を確認する必要がある。


私は私服に着替え、家を出た。








とりあえず未来の私の家に行こう、そう思った私は駅に向かう。


未来の私は地元とは離れたところに住んでいるから、電車で移動しなければいけない。







スタスタと歩いていると、後ろからバイク音が聞こえてきた。





「A?」


『…万次郎』




振り向くとそこには万次郎がいて、私の名前を呼んだ。






「昨日のオマエじゃねぇな」


『え?』


「今日のお前は、一昨日の頭おかしいA」


『ちょっと頭おかしいってなによ』







そうツッコミを入れながらも頭の中ではやっぱりか、っと納得する。




思ったとうり1日ごとに未来と過去を行き来している。


何故か、てのは今から確かめに行くんだけど。








「こんな朝っぱらからどこ行くわけ?」


『ちょっと、用事あって』


「乗ってく?後ろ」


『いいの?』


「しょーがねぇから乗してってやる」


『なんで上から目線なの』






なんだかんだ電車代が浮く事を考えればこっちの方がいい。



社会人ではなくまだ学生の私は電車なんか乗ったら一瞬でお小遣いがなくなる。






私は振り落とされないようにバイクを走らせる万次郎をぎゅっと抱きしめる。


喧嘩で鍛えられているのか、筋肉が男らしくて不意にもドキッとした。







「俺、今のオマエのが好き」


『え?なんかいった?』







バイクを走らせながら何か呟いた万次郎だったが、エンジン音でよく聞こえなかった。



万次郎に尋ねたが、なんもない、としか言わなかったのでそんな気にしないことにした。

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沙耶(プロフ) - ハッピーエンドで安心しました!作者さんありがとう♡ (2022年6月21日 19時) (レス) @page30 id: 5943b8e857 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 苺ミルク飴さん» ありがとうございました!マイキーには独占欲強めでいて欲しいと言う勝手な願望です笑別作の方も是非お願いします! (2021年8月15日 1時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - ピッキーさん» ありがとうございました!内容薄すぎる作品になっちゃいましたがそんな風に言ってもらえてすごく嬉しいです! (2021年8月15日 0時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです!!マイキーの独占欲がすごくて読むたびニヤニヤしてました笑夢主ちゃんもとても可愛くて、読んでいてすごく楽しかったです!別作の方の更新頑張ってください!応援してます! (2021年8月14日 23時) (レス) id: 976df8db05 (このIDを非表示/違反報告)
ピッキー(プロフ) - 最後まで、読ませていただきました!とっても、面白かったしハッピーエンドで終わって本当に良かったなぁと思いました!ありがとうございます! (2021年8月14日 20時) (レス) id: 277d56b499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みや | 作成日時:2021年8月7日 21時

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