出来損ないに最高の珈琲を【東京喰種】 (ページ3)

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二杯目ページ3

先「おい！喰人！」

と呼ばれているのを無視し、家に帰る

【金木夫妻の家】

玄関を開けると、申し訳なさそうな顔の董香が立っていて、

『ただいまって、どうしたの？』

董「ごめん、A
一花がソースをつけた手と顔で触ったり、擦りついちゃって、汚れちゃった」

と申し訳なさそうな董香を見て

『っ、、だ、大丈夫、貸した私が悪いから、、それより、一花ちゃんは？』

董「それが、さっきまで居たんだけど、、怒られるのが怖いって逃げちゃって、研の所に居ると思う」

『……うん、そっか、ぬいぐるみは？』

董「脱衣所に、シミ抜きとか、洗ってみたりしてみたんだけど、落ちなくて」

『…うん』

【脱衣所】

見に行くと、薄く茶色みがかった、シミがいくつもある無残な姿のぬいぐるみが、

『あ、ぁ、、』

董「ごめん、本当に大切にしてたの、知ってたのに、」

それを見てその場に座り込んでしまう、それもそのはず、このうさぎのぬいぐるみは、誕生日に、ウタに特別に作ってもらい、とても大切にしていて、今まで、新品のように真っ白な毛をしていた

『……うっ、、うぅ、』

その場で泣き出してしまう、
それもそのはず、元々ウタに一番気を許しており、
気に入っている人の中で一位だった、でも、ある日Aは、そろそろ離れなきゃいけない事に気付き、離れる事にした、最後の誕生日に、ぬいぐるみをお願いした、数日後に届いたうさぎのぬいぐるみをとても気に入った、、その時から、部屋にずっと置いており、いつも一緒だったが、汚れ一つ付いていないのは、いつもAが触る手や置く場所を綺麗にしていたからだった、それに、一花にかす時はいつも自分か、董香が居た、今日も大丈夫だろうと、学校に行き、帰ってきたら、変わり果てた姿のぬいぐるみを見て、驚き、悲しみ、怒り、全ての感情が入り乱れ、泣いてしまった

董「ごめん、本当に」

と、事情を全て知っていた董香は謝りながらそっと背中を撫でてくれる、

一花「お姉ちゃん…」

『っ、、どうしたの？一花ちゃん』

とっさに涙を拭き、笑顔で振り返る

一花「お姉ちゃんの大切なうさぎさん、汚してごめんなさい！」

謝りながら、頭を下げる一花

金「僕も、ちゃんと見ててあげられなくてごめん」

『ずっと待っているわけにも行かなかったから、一花ちゃん、こんな姿の子でも欲しかったら良ければもらって？』

と言い、首についているリボンと、ペンダントだけ取り、部屋に戻る

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