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あれから莉乃ちゃんが帰って、またデイブレイクタウンは静かになった。

「帰ったか。」
「あれ、滅だ。今までどこに行ってたの?」

滅はボクの質問に答えてくれない。

「迅、あの女とこれ以上会うのはやめておけ。」
「え…滅、なんでそんなこと言うの?」
「これはお前のための忠告だ。」

ボクのため…?どうして…。

「我々の目的はなんだ?」
「それは…人類を滅亡させること!」
「ならいずれ、あの女も滅亡させなければならない日が来る。」

「あ…………。」

ボクは気づいてなかった。莉乃ちゃんは人間でボクはヒューマギア。そして滅亡迅雷.netなんだ。最後まで仲良くなんて、できないんだ…。

「わかったらこれ以上傷が深くなる前に、会うのをやめておけ。」
「うん…そうだね…滅の言うこと聞くよ…。」

これからはもう莉乃ちゃんに会えない。それなら…。





「迅がいきなり呼び出してくるなんて、珍しいじゃない。」
「ごめんなさい。あのね…ボク、もう莉乃ちゃんと会えないんだ。」

土曜日の夜に莉乃ちゃんを近くの公園まで呼んで、もう会えないって伝えた。

莉乃ちゃんは、泣いてた。

泣かないでほしい。ボクのせいで泣かないでほしい。でもこれ以上一緒にいちゃダメなのもわかってる。けど離れたら莉乃ちゃんはまた泣いちゃう。ボクは…僕は………。

「ぇ…ぁ………じ、ん……?」
「莉乃ちゃん、ごめんね。これが莉乃ちゃんを泣かせないために僕が出した答えなんだ。」

僕の手には拳銃。弾は、貫通している。

「全ては…滅亡迅雷.netのために…。」

機械のボクが涙を流した、最初で最後の瞬間だった。

〇遠い春【S/ナダ】→←〇恋かシゴトか究極の2択【K/迅】



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みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» すみません、だいぶ前に書き上げていたのに、公開したつもりになって非公開のままで…お待たせしました!! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 瑠花さん» お久しぶりです瑠花さん!!!バーニングな迅さん、難しかったんですけどもうなんか大人にしとけばいいだろうと思って書きました!!(おいこら)いつもコメントしてくれてほんとにありがとうございます!またリクエストしてくださいねーー!! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» かしこまりました!しばしお時間いただきます! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - みかげさん» お久しぶりですみかげさんー!!!しばらく見れてなかったんですがバーニング迅さん!!!ほんとに初ですかってくらいバーニング迅さんでした!!!!素敵な迅さんをありがとうございます!!体調等色々気をつけてお過ごし下さい…! (2020年6月8日 9時) (レス) id: 8c3e454506 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクで時雨で甘で書いて欲しいです! (2020年6月8日 1時) (レス) id: d87ef36352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかげさん@仮面ライダー | 作成日時:2020年1月2日 11時

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