【短編集】誰かと甘いひとときを2【仮面ライダー・戦隊】

〇医者彼氏のnursing【K/貴利矢】 ページ13

瑠花さん、リクエストありがとうございます！





ピピッ、ピピッ、ピピッ…。

「あー…38.8…これは完全にやらかしたやつだぁ…。」

こんにちは。莉乃です。風邪です。やらかしです。昨日の夜からなんか寒気がしたり喉が痛かったりするなと思っていたけど、案の定でした。

「とりあえず、病院…。」

私は1番近い小さな町医者へかかり、診察を受けた。時期的に念の為、インフルエンザの検査もした。

「Aだね。抗生剤出しとくから、仕事は休んで大人しくね。」

そしておじいちゃん先生に告げられたのは、まさかのインフルA型。インフルエンザなんてかかったの中学生以来だよ…。

家に帰ってから、軽食を何口かたべて薬を飲んでベッドにダイブ。体はつらいけど、眠気がなくて寝られない状態が続いている。

「あ、そうだ…貴利矢に連絡しとかないと…。」

私の彼氏、九条貴利矢は監察医だ。知り合った経緯は…恥ずかしいので秘密にしておく。

「でも、インフルかかったなんて言ったら心配かけちゃうしな…誤魔化すか…。」

『from:貴利矢
ごめん、ちょっと体調くずしちゃった…。でもお医者さんに行ったし、ねとけばよくなるから、だいじょぶ。しんぱいしないでね！』

「うん、これで良し。さて…寝るかな…。」

私は送信ボタンをタップして、そのまま意識を手放した。

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