〇ココから始まる逃避行【K/滅】 ページ36
supedoinさん、リクエストありがとうございます!
私はバカかもしれない。
いや、かもしれないなんて曖昧な表現じゃダメだ。
私はバカだ。
「相談…できるわけもないよなぁ………。」
自身の勤める会社、ZAIAエンタープライズのだだっ広いロビーで、食後のホットコーヒーを飲みながらため息紛れにつぶやく。
悩みの種は、ZAIAが管理し拘束している、滅亡迅雷.netの滅だ。
主にA.I.M.S.が見張りをしてくれているが、稀に私のような下っ端社員もその見張りに加えられることがある。
そして今日の午前、私はその「稀」なケースに該当したのだった。
一目見て衝撃を受けた。拘束されている機械とはとても思えないような力強い目。それでいてその目はある種のガラス玉のような光を帯びていた。
「綺麗、だった…けど…。」
私は彼を縛り付けている立場の人間。それに相手は機械。恋していい訳がない。
「立花、特例で午後もお前に滅の見張りについてもらうことになった。」
「不破さん。わ、わかりました。」
このタイミングでこの配属はなかなかに心が厳しいが、上の命令では仕方ない。
私は空いたコーヒーの缶をゴミ箱に捨てると、上着を1枚羽織って地下に向かった。
足音が響く。重装備の隊員たちは、滅に目を向けたまま身動ぎもしない。私の足音以外は、この場にいる人間の呼吸音すらなかった。
「お前は、A.I.M.S.ではないな。」
「体格や歩き方、視線の配り方でわかっちゃいますよね。私はZAIAの人間です。」
そう告げると滅は、私のことを上から下まで眺めて、「そうか」とだけ言った。
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みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» すみません、だいぶ前に書き上げていたのに、公開したつもりになって非公開のままで…お待たせしました!! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 瑠花さん» お久しぶりです瑠花さん!!!バーニングな迅さん、難しかったんですけどもうなんか大人にしとけばいいだろうと思って書きました!!(おいこら)いつもコメントしてくれてほんとにありがとうございます!またリクエストしてくださいねーー!! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» かしこまりました!しばしお時間いただきます! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - みかげさん» お久しぶりですみかげさんー!!!しばらく見れてなかったんですがバーニング迅さん!!!ほんとに初ですかってくらいバーニング迅さんでした!!!!素敵な迅さんをありがとうございます!!体調等色々気をつけてお過ごし下さい…! (2020年6月8日 9時) (レス) id: 8c3e454506 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクで時雨で甘で書いて欲しいです! (2020年6月8日 1時) (レス) id: d87ef36352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかげさん@仮面ライダー | 作成日時:2020年1月2日 11時