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背景、記憶を失いました。
失った記憶が何かも知らないので、
悲しむ以前になにも感じないのだが。
なんなら少しスッキリしてるし
思い出したいだなんて微塵も思わなかった。
...ちょっとだけ、寂しい気もするけど。
緑谷「───で、ここが君の部屋だよ。」
A「ありがとう、デクくん。」
学校は寮制らしく、一足遅く学校へ着いた私に
一通り寮内を案内してくれた。
緑谷「もしなんかあったら連絡してね、
なんでも力になるから！」
A「有難いけど、お互い様だからね。
君はバカ正直に責任感があってなんだか怖い。」
緑谷「そんなに！？」
先程デクくんとはスマホで連絡先を交換しあった。
念の為、オールマイトにも交換してもらってる。
ヒーローとはそういう性分なのだろうか、
お節介焼きらしくすごく気を遣ってくれる。
何もかも分からない私にとっては有難いけど。
緑谷「じゃあ、また明日！」
A「うん、またね。」
デクくんと分かれて部屋に入る。
A「…………いちご飴。」
テーブルには先生が用意してくれたのだろう、
お菓子が入ったカゴが置いてあって。
そこからひとつ取り出して口に含めば、
ソワソワした気分が落ち着いていった。
ｶﾞﾗﾗ...
ベランダに出て月を眺める。
A「曇り。」
綺麗な星空が見えるかと思ったが、
そうでも無いらしい。
私の新生活スタートの日だというのに
なんとも虚しい結果である。
明日はヒーローの資格の仮免？とやらを
一緒に見学しに行くらしい。
馬鹿な私でもわかる。少しでもプロヒーローと
共に行動させることで監視する為だ。
嫌だとは思わない。
どうして監視されるのかなんて気にならない。
そう決まったのなら、仕方のないことだ。
A「…………。」
これから私は、どうなっていくのだろう。
将来の夢。
叶うのならば、私は______
そんなことを考えていて、
気付けば私はベランダで朝を迎えていた。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
