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大きな揺れで目が覚めた。
A「……もう行ったか。」
道の奥から戦闘音がする。
きっと、私が居眠りしていたから
通形ミリオはそのまま道を抜けたのだろう。
わざわざ敵を起こす必要などない。
分かっていたのに、少し寂しくて。
こんなの子供の我儘にしか過ぎない。
『ありがとう、君のおかげで起きれたよ。』
『あ''？ンなことどうでもいーわ！どけ！』
……爆豪くん、元気かな。
あの日、爆音で私を悪夢から救い出してくれた
背中を思い出す。否、そんなの今はどうだっていい。
今は、成すべきことを。
個性で羽を創って道の奥へ進めば、
戦闘跡でぐちゃぐちゃになった部屋に辿り着く。
エリちゃんは離れた場所で座り込んでいて、
ミリオは治崎とトリ頭をボコボコにしていた。
───彼の個性は'透過'。万物を透過する身体。
そのあまりに洗練された動きに、一瞬魅入ってしまう。
A「……なるほど。」
ﾐﾘｵ「！！ッマズい...！！」
治崎「よく来たリンネ！！この男を殺せ！！」
A「はいはい。」
返事と共に血で創った弾丸を構えれば、
治崎が何かを伝えようと口を開いた。
あー聞かない聞かない。
A「通形ミリオ……ルミリオン。
邪魔だ。」
ﾐﾘｵ「ッ！！」
治崎「ックソッタレ...！！」
撃ち放った弾丸は見事にミリオを透過して
治崎にその刃を剥いた。
腕一本は落とす気でいたがミリオが邪魔で
少し弾道がズレたらしく、かすり傷程度に終わる。
はは、だって彼の個性
許してね治崎くん？
A「んーーー、どうして効かないのかな？
でも良かった。
もうすぐで治崎くん殺しちゃってたや、
タイヘンタイヘン。」
治崎「！？お前がどうしてその名前を！？」
A「...君は
治崎廻は、その名を捨ててオーバーホールを
名乗り始めた。生まれ変わったつもりかね。
でも気持ちはわかるよ。前世では、
父親がくれたこの名前が何より嫌いだった。
父親の血液が、細胞が、DNAが流れるこの身体が、
何より憎かった。
治崎「っ、こいつの個性は……ッ」
あー聞こえない。
再び銃弾を集めて撃ち込む。
轟音が響いて彼の声は私に届かない。
治崎「クソッもういい！！
お前はエリを連れて行け！！」
A「んー？ミリオくんなんか言った？」
さて、どうやって殺そう。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
