1 side平和の象徴 ページ1
________ある日、彼は雄英高校に来た。
'娘'の休学届けを出すだけだった彼に
私は声をかけた。
父「先日は娘がご迷惑をお掛けしてしまい
申し訳ありませんでした…！」
ﾏｲﾄ「そんな！謝らないでください！
こちらの管理不足で彼女を追い詰めてしまった…
我々学校側の責任です。」
深く頭を下げる彼に慌てて言葉を紡ぐ。
彼の目はかなり腫れており、
妻と娘を失った傷は当分癒えることがないであろう
ことがわかる。
輪廻A───母親殺しの
サイトやSNSにアップされた動画はゆうに千を超え、
彼女が敵連合に下るその経緯まで明かされてしまった。
あることないこと書かれたそれはヒーロー殺し同様
大きな反響をもたらし、
ヒーロー社会への不満を煽る結果となった。
ﾏｲﾄ「娘さんの行方についてですが……申し訳ない。
これからも全力を尽くして捜査させて頂きます。」
───そして今、輪廻少女は行方不明だ。
敵連合の仕業か、単独での判断か。
その是非は未だわかっていない。
父「ああ、その件ですが…
中止の申請を出してきました。
昨夜、娘から手紙が届いたのです。」
ﾏｲﾄ「手紙！！！？？？？」
あまりに穏やかに笑うので、
驚いてつい身を乗り出してしまった。
ハッとして姿勢を正す。
父「はい。所謂自分探しの旅に行ってくる、
ってやつです。笑ってしまうでしょう？
そこには、雄英は退学にして欲しいとありました。
でも、勝手にあの子も旅に出たので、
僕も勝手に休学にしてやりましたよ。」
愛おしそうな目をする恭弥さん。
きっと、奥様や輪廻少女のことを
何よりも愛しているんだろう。
父「妻は……出会った時から言っていました。
自分には前世では幸せにできず、
独りで死なせてしまった娘がいること。
だから、もし娘に何かあったときは
文字通り命を賭けて守りたいこと。
そして、その時は……
僕を置いて逝くことを許しいてほしいこと。」
父「妻は命を何よりも大切にする人でした。
その彼女が命を張ると言ったんです。
そして、その彼女が信じた娘です。
僕は……信じてAを待ちます。」
そう言ってこちらを見据える瞳には
一片の曇りもなくて。
どこか安心してしまった。
_______ああ、輪廻少女。
君の居場所はまだここにある。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
