つなまよ！！！ (ページ27)

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嫌な予感⑧ ページ27

里「あ……」

「あ……」

「ごめんなさい」

「ごめんなさい‼」

『平気だよ、里香ちゃん』

里「ありがとう…」

「怒らないで…」

乙「怒ってないよ」

里「嫌いにならな″いでぇ」

乙「嫌いになんてならないよ」

すごい…

乙「俺らの敵は」

「アイツだよ」

里「…憂太とみゆアイツ嫌い？」

憂「あぁ大嫌いだよ」

『う…うん…』

里「じゃあ里香も嫌いぃいい″」

夏「おかえり」

乙「なんで攻撃をやめた」

夏「呪力による治癒には高度な反転術式を要する」

「君たちの意識を少しでもそちらに割かせた方が得策だろう」

「続きを始めようか」

ﾊﾟｷﾊﾟｷ

乙「里香アレをやる」

ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

なんだろ…？

なんか里香ちゃんが渡してる…

あれって！狗巻の！

棘…憂太に渡したんだ…

『憂太！私の水で気を晒すから憂太はそのメガホンで！』

乙「分かった！」

『こ、こっちです！』

夏「みゆには死んで欲しくないんだけどなぁ…一応2年くらい育てた子だからね。」

『そのことは感謝してもしきれません！でも…私の大切な人を殺したことは許せない』

夏「死にたくなければ大人しくきなさい」

『嫌！死にたくない。でも悟さんや、硝子さんが待ってる。そして棘たちを殺した復讐よ！』

ｼｭｯ

辺りに水はない。

体の水分を使わなきゃ

夏「毒であと2時間も生きられない。だから動かない方がいいんじゃない？その衝動でもっと毒が回るよ」

『うるっさい！』

水で…

考えろ…

銃を作る…

多少は体力がなくなるけど仕方がない

ﾊﾞｰﾝ

避けられた？？？

やばい…

毒が…

死ぬ…

油断したその隙に

腹部を刺された

口からも…お腹からも血が…

出血量が多い…

間違いなく死ぬ

乙「死ね」

『ゆ…ゆゔだ…』

乙「大丈夫だよ。みゆさん。ぼくがみんなの分まで………」

最後に見たのが憂太の…悲しげな顔だった