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準備も一息付き、まふまふさんの席の前に座る。
最近掃除を出来ていないため、チョコレート色の椅子が埃っぽかった。まふまふさんが家に来たしアレルギー(そもそもアレルギーになるのか分からないけど)になると言う万が一に備えて明日でも掃除するか。
スカートのポケットを探り先程貰ったミサンガを引っ張り出す。オレンジ色や真紅の混じったそのミサンガは方向によりキラキラと輝いて見えた。
「あっ!あの、その…」
『何〜?』
そっそのミサンガ、と手に持っているミサンガを私の左手首に巻いてくれるまふまふさん。
『…これって何の役割を果たす、とかあるの?』
「…博士によると、お付き合いをしている証拠、らしいです。それぞれの人造人間の瞳、の色に合わせていると聞きました…」
『そうなんだ』
簡単に言えば縄、鎖の様な物か。じーっとまふまふさんの目を見ていると顔を背けられてしまった。
『…、あ!博士って誰?』
「あ、博士は僕の様な人造人間を作っている人、です……。人間で言う…親?みたいな…」
『そうかぁ…!良い人だった?』
「…そう、ですね。あまり詳しくは覚えていませんが」
こんな僕を捨てないでくれたので、と呟くまふまふさん。少し暗くなる雰囲気に思わず叫びそうになる。
現実逃避のようにアイスティーを飲むと、私の家で飼っている猫ちゃんを眺めているまふまふさんの横顔が目に入った。
『…猫ちゃん、好きなんですか?』
「はい!とても!…あ、すみません」
背中を丸くして謝るまふまふさんにくすくす、と笑いながら別にいいですよ、と言う。
なるほど、猫が好きだと猫に似るのかな?飼い主とペット、推しとファンが似るように。
『触ってみます?大人しいので心配はないと思うのですが』
「…いいんですか?本当に」
『いいですよ!!最近外に出せてなかったので!!』
立ち上がりソファの横に置いてある柵から飼い猫のいろはとぽてとを出す。猫が好き、と言っていたが怖がる可能性も十分にある。最初は大人しいいろはから抱っこさせた。
「…んふふっ!」
いろはを抱っこしながらそんな風に笑うからびっくりした。いつもは何かに怯えているのに。
ニコニコと笑うまふまふさんに、自然と口角が上がった。
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時林檎。 - 雛*Hinaさん» え!?全然そんなことありませんよ!?寧ろ素敵過ぎて改善したくありません!!改めて、素敵なネタをありがとうございます!! (2021年8月18日 15時) (
レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)
雛*Hina(プロフ) - 確認が遅くなりすみません！！ ネタ使用ありがとうございます！ 説明足らずでわかりにくい設定とかあったら改変していただいても構わないので…… 最初からわくわくしてます！ 無理のない程度に更新していただけると嬉しいです！ (2021年8月18日 13時) (レス) id: dd09322265 (このIDを非表示/違反報告)
時林檎。 - 月夜さん» でしょでしょ!!あ、コメントありがとう! (2021年8月18日 7時) (レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 新作おめでとう！ロボットっていいなぁ(´ω｀) (2021年8月17日 16時) (レス) id: 0e4ab80c46 (このIDを非表示/違反報告)
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