好きになったら君の負け。【urt】

19.本心。 ページ44

最近の私はやっぱり可笑しい…。

ぼーっとしてることが多いって言うか、何かに引っ掛かってるって言うか…。

うらた。うらたのことについて考えてることが多い、かも。
作戦とか、そーゆー感じじゃなくて。

“恋愛面”で。

負け、なのかな？私はどうなんだろう。

私はうらたを目で追った。

体育の授業。楽しそうにサッカーをするうらた。

どうしたんだろう…。胸が痛い…。

「A。A…！」
『えっ！な、何？96ちゃん』
「やっぱり…。ごめん」

96ちゃんは私に悲しそうに謝ってきた。

『え？何で？』
「わしらが、うらたのことについて聞いたから…。」

そう言うことか。じゃあ96ちゃんに聞こっかな？

『96ちゃん。その人を見て、胸が苦しくなるのは恋って言うの？』
「A…。うん、それは恋だよ。」
『そっか。ありがとう！』

分かった、私。









うらたの事が好き。

負けてもいい。もう勝負なんて関係無い。

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