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職員室へ向かう途中須藤君に合って審議は訴えを取り下げたらしい。
『 本当に堀北さんの指示に従っただけなの？ 』
「 ああ、そうだ。 何か気になることでもあるのか？ 」
『 いや、この間みたいに、
櫛田さんのおかげーとか、堀北さんがーとかいって
自分は何もしてませんみたいに言ってたから、今回もそうなのかなって。』
「 考えすぎだな。 」
『 そっか。 』
新しい制服を貰って校舎を歩いていると、前から生徒会長と書記の人が歩いてきた。
「Cクラス側からの申し出により、訴えを取り下げる事を認めた。」
「そうですか。不思議な事もあるもんですね。」
「これがお前らの言った、佐倉が嘘つきでは無いと証明する方法か？見事だ。」
『 あ、でも僕は今回手を出していません。というか多分生徒会長さんの妹と
綾小路くんがしたんじゃないですか？ 』
「いや、全部堀北がした事だ、だから俺達は何もしてない。」
「 …そうか。綾小路、お前が望むなら書記の席を譲ってやろう。
書記の席が確かもう一つ空いていてな。 」
「会長…！本気ですか？」書記さんはびっくりしていた。
「不服か？」
「……いえ、会長がそう仰るなら、私に異存はありません。」
「 綾小路、生徒会に入れ。 」
「 断る。 」
返事はとても早く、そして理由はとても彼らしかった。
「 俺は面倒事が嫌いなんだ。生徒会なんて冗談じゃない。普通の学生生活を送るさ。」
「 まぁ、今はそれでいい。綾小路、私を失望させてくれるなよ？ 」
「 それか、白瀬、君が入ってもいいんだぞ？ 」
『 ごめんなさい、僕もそういうのには興味が無くて。 』
「 そうか、白瀬も私を失望させないでくれよ？ 」
そういって、生徒会は去っていった。
そしてその先には、同じクラスの堀北さんがこちらを見ていた。
外は大雨だ。
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作者名：匿名希望 | 作成日時：2022年10月10日 23時
