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「 わたし、ストーカーされてて、…
このあいだ、カメラを修理しに行ったとき、の写真とかが、
手紙の中に入ってて、ッ どうしたらいいか、わかんな、くてッ… 」
必死に訴える彼女に僕は手を握った。
かすかに震えていて、冷たくなった手。
『 ...そうだったんだね。 話してくれてありがとう。 』
「..ｯはい、」
僕も本当は今日会議の方に出るつもりだったし、なるべく力になれることはしたかったけど、
佐倉さんが困っている以上助けてあげなくてはならないという衝動に駆られた。
『 今日、本当は会議の方に出るつもりだったんだけどさ、
もし、佐倉さんさえ良ければ、下校一緒にしない？ 』
「え、でも、そんな...いい、んですか？」
『 うん、困ってる子を放っておけないよ。 』
「 ありがとう ..ございます、 ！ 」
『 ..ごめんね、ちょっと御手洗に行ってくる ！ 』
「 ..はい！！」
教室を出ようとすると、すれ違い際に、綾小路くんが
教室へ向かってくるのが見えた。
「 おはよう、A 。」
『 おはよう、綾小路くん。』
「今日は、学校来るの早いみたいだな。」
『 綾小路くんこそ今日は早いんだね。』
「まぁな。堀北に言われてな。」
『 あ、そういえば今日の会議の事なんだけど、
用事が出来ちゃって...佐倉さんと帰る、..
だから、任せてもいいかな、？』
「あァ。構わないぞ。」
『ありがとう、それじゃぁ、堀北さんにもよろしくね。』
これで、佐倉さんと一緒に帰れる。
何かあったら、僕が守ろう。
絶対に。
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作者名：匿名希望 | 作成日時：2022年10月10日 23時
