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初日に一人で行動するには
少しハードルが高かったかと、後悔している。
歩けば、同学年と思われる人達は既に
個人のグループを持っていて、そこで会話をしている。
そうだよな。入学早々ぼっち気分だ。
「お前、1年のDクラスだろw」
「惨めな不良品を、これ以上いじめちゃ可哀想だもんな。」
コンビニで、同じクラスと上級生男子に絡まれている
光景を見てしまった。
張り巡らされているカメラに、この学校での振り分けA〜D。
なるほど、そういう意味か。
「吠えてろよ、どうせお前ら。これから地獄を見るんだからよ。」
そういって立ち去って言った。
「ああ、？！逃げんのかよ！ｺﾗ！！」
「んだよ、クソが！！！！」
彼はコンビニの目の前のごみ捨てを回し蹴りし、立ち去って行った。
『 ...ゴミ箱が、倒してどっか行っちゃったね。 』
「 ぁあ。そうだな。 」
『 えーっと、名前なんだっけ。後ろの席だよね。 』
無論、忘れているわけは無い。
僕の後に自己紹介をして、薄い存在として扱われている彼だ。
仕舞いには斜め後ろの人に鼻で笑われていたような気がする...。
「 綾小路清隆 、よろしく。えっと...白瀬さん。だよね。」
『あ、うん。そうなんだけど、名前で読んでもらえないかな？綾小路くん。』
えへへ、と笑って見せて顔を見つめた。
「あー、うん。別にいいよ。 Aさん。」
そういって、ゴミ箱を片付けた。
『近くの席同士よろしくね。』
「おう。」
『 またあしたね。 』
そう言い残し、彼は去って行った。
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作者名：匿名希望 | 作成日時：2022年10月10日 23時
