Twenty 2【東海オンエア】

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Aside


としみつ「好きなのに別れたの？」


遠慮がちに聞いてくるとしくんが可愛く見えた


A「そう。なんかね、仕事で九州の方、急にいっちゃってさ。待ってる自信なんてなくて。すっごい、寂しいな」

A「でね、もうすぐ記念日で色々内緒で計画してたの。小旅行でもいいからしたくて色々調べたり、ちょっとずつ貯金もしたりして」


A「頑張って色々してたのに。全部台無しになっちゃったんだ。あの時、強気で断っちゃったからさ。今になって分かっちゃうなんてね。ひとりぼっちがこんなに寂しいって、」


あーあ。こんなに話すつもりなかったんだけどな。

もう1週間以上経つのに毎日、こーくんのこと考えて泣いて

遠距離も考えたけど、絶対無理だもん。

すぐに会いたくなっちゃう。


としみつ「ご飯食べた？」

A「え？まだ、だけど？」


としくん、お腹すいちゃったのかな？


としみつ「飯奢る。Aの好きなとこで一緒にいっぱいご飯食べよ」


なんでこんなに優しいかな。


A「ありがとう。お好み焼き屋さんでもいいかな？」

としみつ「遠慮しんでね？」


優しい顔で温かい言葉をかけてくれる


A「私、意外に大食いだからね？めっちゃ食べるから！！」


さっきまで泣いてたのに

もう、どうでも良くなっちゃった


エンジンをつけてお好み焼き屋さんまで車を走らせた

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