内緒 ページ39
乱「行っちゃった……」
凛が走っていった方角を呆然と見つめる乱
乱「五虎退が行ってた通り変わった人だったな…」
乱はポツリと呟いた
乱「……だけど、あとをつけた甲斐はあったかな」
乱は満足そうな顔をして粟田口部屋に戻っていった
「おい、乱」
粟田口部屋に戻る途中、乱を呼び止める刀が1振
乱「……後藤」
その刀、後藤藤四郎は乱を心配そうな顔で見ていた
この2振はこの本丸の古参に数えられる刀だ
後藤「お前、新しい審神者のところに行ってたって……」
乱「いち兄には内緒だよ」
乱は後藤の言葉を遮り、いたずらっぽく笑った
後藤「でも……！」
乱「お願い、いち兄には内緒にして」
乱は少し顔を暗くした
乱「……秋田のこともあるから。ボクが審神者さんに会ったのは内緒にして。ね？」
後藤「…………分かった」
後藤がしぶしぶ頷いた
乱「ありがと」
2振は並んで粟田口部屋へと向かっていった
秋田藤四郎
この本丸の初鍛刀
彼は一期一振の身代わりになり重傷を負った
長らく手入れが行われなかった秋田の体は限界を迎え、目を覚まさなくなった
顕現はかろうじて保っているが、いつ顕現が解けてもおかしくない状態である
粟田口部屋で眠っている彼は凛のことをどう思うのだろうか
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如月コハク(プロフ) - もち明太子さん» コメントありがとうございます！続きが気になると言って頂けて嬉しいです！更新頻度上げられるように頑張ります！！ (2022年7月17日 23時) (
レス) id: 0b135cefdf (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2022年7月17日 21時) (レス) @page46 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月コハク | 作成日時：2022年6月11日 18時
