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23時。
みんな飲んで酔っ払って持ち帰りしてる人が増えてきた。
としみつもずっとくっついてた女とホテルに向かった。
俺とAと数人の男女はまだ残ってて、俺にはあの女が、Aにはあの元彼がずっと横に座って話している。
そろそろ帰りたい気分だし、俺は女の手を握って立ち上がった。
Aはべろんべろんに酔っていて、元彼がAの身体を起こそうとする。
て「ごめん、やっぱ帰るわ」
女「え、なんで…」
て「ほっとけないし」
俺は元彼からAを力ずくで奪いとった。
元「お、おいなにすんだよ、」
て「明日も撮影だしやっぱ帰るから。しかもこいつめっちゃ酔ってるし」
力が抜けたAを強引におんぶして俺とAの分のお金を机に置いて店を出た。
タクシーは手配せずにそのまま歩いて帰った。
て「はぁ、疲れた」
Aは比較的軽いけど、やっぱり体が動かない人をおんぶするのは疲れる。
玄関について一度下ろし、お姫様抱っこに変えて俺の部屋のベッドに下ろした。
その瞬間Aに腕を引かれ、バランスを崩しベッドへ倒れ込んでしまった。
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作者名:てち犬 | 作成日時:2019年4月4日 16時