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「お、虫さんじゃん」
少し動揺したがそんな素振りは少しも見せずに平然を装った返答をする。
虫「こんなとこで2人なにやってんの？wデート？」
と「ちげぇよ。てか虫さんこそなんだよ」
虫「いやこっちはどう見てもデートだろw」
彼女「こんにちは、」
待って、会うの2回目だけど可愛すぎて。
「てかデートここはダサすぎでしょ。中学で初めて出来た彼女をドヤ顔で連れていくデート先だよwww」
虫「ボロクソじゃねぇかwwデートっつうか普通に買い物しに来ただけだよw」
と「んじゃ邪魔できねぇわな。バイバイまた明日」
虫「なんだよそんな急いで。ちょ、としみつ…」
虫さんがとしみつの腕を引っ張って何やらコソコソと耳打ちをする。
え、なになに。
と「違ぇよ！w馬鹿にすんなw」
としみつは耳を赤くして虫さんに怒鳴った。
虫「じゃ、また明日〜」
虫さんはとしみつの言葉を無視してそそくさと退散した。
「え、ねぇなに」
と「Aと付き合ってんの？ってw」
「何それw中学生じゃんw」
としみつはいきなり私の目を真剣に見つめてきた。
と「…付き合わん？」
真面目な顔でそんなことを言うもんだから、私は目を泳がせた。
と「…とか言ったらどうする？w」
「……んもぉ！殴る！」
そう言って右手で作った握りこぶしをとしみつの頬の直前で寸止めする。
と「やめろよ！！！w」
その日はなんとなく店をまわってなんとなく17時くらいに解散した。
やっぱとしみつ面白いわ、。
でも、あんま考えてなかったな…。
私、虫さん以外の誰かに告白されたらどうするんだろう。
今までは一般の人とは付き合ってきたこともあったけど、メンバーからは告白なんてされたことない。
もし、
もし、例えばてつやから告白されたなら、どうするかな…？
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作者名：てち犬 | 作成日時：2019年4月4日 16時
