8.おかずをあげてご飯をもらう ページ9
-
「ハイ」
渡海先生の部屋のソファーに座ると
目の前に出されたのは、お茶碗に盛られたご飯
「⋯え?」
「それ、実家から食べきれねーほど送られてくんの」
「⋯そうなんですか、」
「だから食べろよ」
「⋯じ、じゃあ⋯いただきます。⋯あ、」
「なに」
「ちょっと待っててください」
私は仮眠室から出て、自分のデスクに置かれたバックから
お弁当箱を取り出して、また仮眠室に戻った
「⋯なにこれ」
「あ⋯おかず、あった方がいいかなって⋯私、昨日当直じゃなかったので、家から持ってきたんです」
「手作り?」
「⋯はい⋯一応。先生のお口に合うかは、保証できませんけど⋯よかったら、」
「いや、どーも」
渡海先生は黙って私のおかずを食べてくれて
箸が止まってないってことは、不味くないってことなのかなって、少し嬉しくなる
「あの、味⋯大丈夫でしたか?」
「⋯まあ、いんじゃねーの」
渡海先生の口角が、一瞬、僅かに上がったのが嬉しくて
思わず、私も頬が緩んだ
-
1406人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
萌娜(プロフ) - riiichiさん» コメント2度目!ありがとうございます(*^^*)最後まで本当にありがとうございました! (2018年5月31日 23時) (レス) id: 3c9022af09 (このIDを非表示/違反報告)
riiichi(プロフ) - 完結お疲れ様でした!最後の最後までときめきをありがとうございました(^-^) (2018年5月31日 23時) (レス) id: 8b64d77b7e (このIDを非表示/違反報告)
萌娜(プロフ) - SHINEさん» コメントありがとうございます(*^^*)とても嬉しいお言葉です(><)心臓は止まらないように気を付けてくださいね!笑 これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2018年5月29日 22時) (レス) id: 3c9022af09 (このIDを非表示/違反報告)
SHINE - キュンキュンしすぎて心臓が止まりそうです!!更新楽しみにしています(*^^*) (2018年5月29日 19時) (レス) id: c2a321b0fd (このIDを非表示/違反報告)
萌娜(プロフ) - riiichiさん» コメントありがとうございます(*^^*)とても嬉しいお言葉、ありがとうございます(*^^*)感激です(><)これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2018年5月25日 20時) (レス) id: 3c9022af09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:萌娜 | 作成日時:2018年4月30日 22時