5.ソファーぽんぽん ページ6
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それからも作業を進めていると
また仮眠室のドアが開いた音がして
仮眠室の方に視線を移すと
ドアの隙間から、顔だけを出した渡海先生がいた
「⋯どうかしました？」
「あと、どんくらいで終わんの」
自分の仕事を人に押し付けておいて、
どのくらいで終わるの⋯って、勝手だなあ⋯
「まだ全然残ってます」
デスクの紙束に視線を移しながら言うと
渡海先生は今度はドアの隙間から手を出して、手招きしてきた
「こっち来いよ。書類作業ならそこじゃなくても、出来んだろ」
「えぇ⋯はい」
命令口調で言われて、書類の束を抱えて、
渡海先生の部屋⋯というか、仮眠室の奥に移動する
「座ればー」
ソファーに座ってる渡海先生は
自分の隣のスペースをポンポン叩いて、私を座らせた
そして、散らかったテーブルの上を
作業できるように、雑に退けてスペースを作ってくれる
「⋯あ、ありがとうございます」
「じゃ、早くやってよ」
「⋯はい。⋯って、別にここじゃなくても⋯わざわざ狭いところで」
「いーの。お前は俺に黙って従ってろ」
作業中は、隣に座った渡海先生が
じぃーっと見てくるから集中できない
「⋯あの、なにか？」
「別に。暇だから見てるだけだって」
「暇⋯って、たまには患者さんの回診くらい、行ったらどうですか？いつも私に任せて⋯私だけ回診する患者さんの数、2倍ですよー⋯、？」
「⋯俺はね、暇つぶしは、少しでも好きなことしてたいの」
「⋯えっ、人の作業見てるのが好きなんですか？⋯変わってますね」
「⋯⋯別に、そういうことじゃねんだけど──」
すると、胸元のPHSが音を立てて
出ると相手は世良先生だった
「どうしたの？──あ、うん。分かった、ちょっと待ってて」
世良先生が今診てる患者のことで
少し手伝って欲しいことがあるって
仮眠室から出ていく時に見えた
渡海先生の顔は、どこか不機嫌な気がした
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萌娜(プロフ) - riiichiさん» コメント2度目！ありがとうございます(*^^*)最後まで本当にありがとうございました！ (2018年5月31日 23時) (
レス) id: 3c9022af09 (このIDを非表示/違反報告)
riiichi(プロフ) - 完結お疲れ様でした！最後の最後までときめきをありがとうございました(^-^) (2018年5月31日 23時) (レス) id: 8b64d77b7e (このIDを非表示/違反報告)
萌娜(プロフ) - SHINEさん» コメントありがとうございます(*^^*)とても嬉しいお言葉です(><)心臓は止まらないように気を付けてくださいね！笑 これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2018年5月29日 22時) (レス) id: 3c9022af09 (このIDを非表示/違反報告)
SHINE - キュンキュンしすぎて心臓が止まりそうです!!更新楽しみにしています(*^^*) (2018年5月29日 19時) (レス) id: c2a321b0fd (このIDを非表示/違反報告)
萌娜(プロフ) - riiichiさん» コメントありがとうございます(*^^*)とても嬉しいお言葉、ありがとうございます(*^^*)感激です(><)これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2018年5月25日 20時) (レス) id: 3c9022af09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萌娜
| 作成日時：2018年4月30日 22時
