227品目 ページ32
雪菜視点
着替えと果物の詰め合わせを持って病室に行く。
受付のナースさんとも挨拶を交わして、朝の朝食も食べれたって聞いたからだいぶ落ち着いてるかな。
病室の前に着いたらドアをノックして、返事が来たら顔を出す。
美希「雪菜、ありがとね。来てくれて」
顔色も良さそうだし、よく寝れた感じかな。
よかったよかった。
雪菜「ひとりじゃ寂しいでしょ？こんな時ぐらい甘えてね」
美希「ん、ありがと。そうするよ」
着替えをしまって、果物を冷蔵庫に入れる。
あと来る前に買ってきたゼリーも一緒に。
雪菜「体調はどう？顔色も悪くないみたいだけど」
美希「大丈夫だよ。…そうだ、ねぇひとつお願いがあるんだけど」
ニコニコ笑ってる。
なんか欲しいものとか？
病院にいたら、買いに行けないもんね。
美希「雪菜の彼氏さんに会ってみたいな」
雪菜「んー、それはいいけどあの人忙しいからなぁ。とりあえず、聞いてみるね」
美希「うん。よろしくね」
帰ったらメールしてみるかな。
少しぐらいならまた、時間を作ってくれるかも。
あぁ、でもその前に美希の事…まだ伝えてないからそこから言わなきゃ。
雪菜「あとは？なんかある？」
美希「んー。今はいいかな」
雪菜「わかった、なんかあったら言ってね」
そこからは朝食に出たおかずの話とか、ナースさんとした会話とかそういう話をした。
お昼も美希の横で朝のうちに作ったおにぎりを食べる。少しでも多く一緒にいたいから。
でも、面会の時間には限りがあるから。
雪菜「じゃあ、そろそろ行くね」
美希「うん。気をつけてね」
手を振って病室を出る。
ナースさんにも挨拶をして自宅へ。
…増田さんに連絡しとくか。
雪菜『たびたびすみません。あの、今度またお会いすることできませんか？美希が会いたがってて』
それと同時に美希の今の状況も説明。
返事が来たのはこの間と同じく夜中。
増『そんなことになってたんだ。わかった、なんとか休みもらえないかマネージャーに頼んでみるよ』
雪菜『ありがとうこざいます！よろしくお願いします』
うん、これからいい報告できるな。
いつになるかまではわかんないけど。
分かり次第連絡してくれるし…、よかった。
明日、伝えるの楽しみだな。
響也へ
こんなとこで！
お次頼みます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：響也 x他1人 | 作成日時：2017年9月17日 23時
