SakuraGirl 5 (ページ22)

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雪菜視点

増田さんに連絡した日の夜中。
携帯に電話が来た。

増『もしもし、こんな夜中にごめん。寝てたよね』

雪菜『…寝たくても寝れなかったんで。大丈夫です』

あぁ、開口1番に嫌な言い方をしてしまった。
増田さんには何の罪もないのに。

増『そっか…、そのさ。メールについてなんだけど』

雪菜『そのままの意味ですよ？聞きたい事があるので少しでいい。お会いしたいんです。お忙しいのは百も承知してます。でも…』

増『わかってる、手越の事だよね。…明後日の昼間なら少し時間取れるからその時に会おう』

真剣な声。
やっぱり、彼は知ってる。

手越さんがどうしているかを。
今の現状を。

どんな事実があろうと、私は受け止めなければならない。何が何でも美希の記憶を取り戻す為に。

明後日の昼。
私は平常心を保てるのでしょうか。

響也へ
こんな感じで大丈夫でしょうか。
なんか探偵になってる気分だわ(笑)