鬼滅の刃？いいえ、盾です 弐

反撃　炭治郎の章 ページ37

禰「誤ったりしないで。お兄ちゃんならわかってよ。私の気持ちを分かってよ」

泣きながらそう言う禰豆子の夢を見た。

妓「何だお前。まだ生きてんのか。運の良い奴だなああ」

炭「・・・！」

妓「まあ運がいい以外取り柄がねぇんだろうなあ。可哀相になあ。お前以外の奴は皆もう駄目だろうしなああ」

悔しい。それに仲間が危険な目にあっているのに助けられない自分に腹が立つ…！

妓「猪は心臓を一突き。黄色い頭は瓦礫に押し潰されて苦しんでるから、ﾀﾋぬまで放置だ。
…虫みてぇにモゾモゾ動いてみっともねぇなあ。
柱達もなぁ…女は瓦礫から男を庇って、男は毒でﾀﾋんじまった」

そんな…千秋さんも、宇髄さんもﾀﾋんでしまったのか…？
柱を二人倒した鬼を、俺が倒せるのか？

妓「みっともねぇなあ。みっともねぇなあ。お前ら本当にみっともねぇなあ。
特にお前は格別だ。いつまでも柱におんぶに抱っこで、完全にお荷物の役立たず。
　お前、何で生まれてきたんだ？」

頭を鷲掴みにされて、グイグイと頭を振り回される。

悔しい。悔しい悔しい悔しいっ！
諦めるな。俺は鬼殺隊だ！絶対に大勢の人を苦しめたコイツらを倒す！
…幸い、まだ手は残っている。

妓「どうする？弱い弱いボロボロのみっともねえ人間の体で、俺の頸を斬ってみろ、さあさあさあさあ！！！」

妓夫太郎は完全に油断している。
チャンスは一度きり。タイミングを見極めろ！

ガリっ！
藤の花の匂い袋を強く強く引っ掻く。
…準備は出来た。後は俺の力次第だ。

妓「悔しいんだよなあ。自分の弱さが。
人は嘆く時、そうやって天を仰ぐんだぜ。涙が溢れねぇようになああ」

炭「俺は…俺は、準備してたんだ！」
ゴンっ！

妓(ヤケクソで頭突きかよ。効かねえぜ、こんな…)

堕「お兄ちゃん、何してるの！早く立って！」

良かった…ちゃんと効いてる！藤の花の毒！
この好機…絶対に逃さない！

妓(！？体が上手く動かせない…おかしい、何だこれは！たかが人間の頭突きだぞ！？
…クナイ！！頭突きと同時に刺されたんだ！
　遊女の香り袋を引っ掻いて、クナイの毒の匂いを隠した！！)

ザン！

炭「おおおあああ！」
斬れろ！斬れろ！必ず勝つ！俺たちは。

堕「お兄ちゃん！ちょっと嘘でしょ！？そんな奴に頸斬られないでよ！」

ドギャギャギャ！

善「雷の呼吸壱ノ型…霹靂一閃 神速」

炭「ぬあああ！」
くそォオ斬れない！！硬い！！

毒で弱体化してるはずなのに、まだ力が足りないのか！



　

逆襲！→←こっから正念場！

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す