鬼滅の刃？いいえ、盾です 弐

この世に　炭治郎の章 ページ15

カ「さよなら」
炭「何で自分で決めないの？」

この子は何を考えているのかな？

カ「…」
炭「カナヲはどうしたかった？」

カ「どうでも良いの。全部どうでも良いから…
自分で決められないの」
炭「この世にどうでも良い事何て無いと思うよ。きっと。
カナヲは自分の心の声が小さいんだろうな。 うーん…指示に従うのも大切な事だけど」

どうしたものか…あ！良い事思いついたぞ。

炭「それ貸してくれる？」

カ「えっ？あっ…うん」
炭「ありがとう！」

炭「よし！投げて決めよう」
カ「何を？」

炭「カナヲがこれから自分の心の声をよく聞く事。竹と橘！竹と橘にしよう。それが出たらカナヲは心のままに生きる！」

わっ…あれ？どこ行った？飛ばし過ぎた…
あっ！あれだ！

パシッ！

炭「とれたとれた！カナヲ！！」
竹と橘来い…竹と橘…

炭「竹と橘だーっ！カナヲ！頑張れ！人は心が原動力だから。心は何処までも強くなれる！」

カ「・・・。」
炭「じゃ。またいつか！」

カ「なっ何で竹と橘を出せたの？」
カ(投げる手先は見てた。小細工はしてなかったはず…)

炭「偶然だよ！それに500が出ても竹と橘が出るまで何度でも投げ続けようと思ってたから」

カ「・・・」

炭「元気で〜〜」

俺はその時気が付かなかった。
カナヲが硬貨をきゅっと握りしめていた事。
千秋さんが一部始終を見てニヤニヤしていた事を…

訓練や生活の補佐をしてくれた、きよちゃん、なほちゃん、すみちゃんの3人はお見送りをしてくれた。

別れは寂しいけど、鬼舞辻無惨を倒せばいつか必ず会える日が来るよね…

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仕事が早い夢主。
ニヤニヤしながら『炭治郎まじ炭治郎…』
と思っていました。

猗窩座と鉢合わせたらどうしようって焦ってたけど、無限列車と真逆の方向に炭治郎が単独任務をしに行ったと聞いて安心したそうだよ。

番外　虚無な花→←出陣の前に　炭治郎の章

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