7枚 ページ8
『要石を追いかけに私は旅に出ます。OK?』
「君だけで行くのか?」
『そりゃ……』
「じゃあ俺も行く。」
は、とAは困惑した。
何を言ってるんだこの男はと。
『いや、君仕事は!?』
「休む!」
『絶対無理だよね!?ていうかやめて!?ドチャクソ危険だから!!』
するとピクリと安室は反応した。
「……やっぱり君どこかで会ったことなかったか?」
『……どうだろうね。教官と間違えたんじゃない?似てるし。』
やはりAは言葉を濁した。
「…何に君は怯えてるんだ?」
『…!』
なんでそこまでしてこの男は着いてこようとしてるんだ?
"私も行くよAさん!"
『ッ』
早く
早く
あの子を助けなくちゃ。
『…ごめん。私一人でやらなきゃ。』
もう誰かを頼るなんて出来ない。
「…昔ゼロと呼ばれた男の子を知らないか?」
何言って、
安室の顔を見るとその顔は優しげな笑みだった。
『…知らないね。もう私に関わるのは辞めた方がいい。』
もう犠牲者を増やしたくないからね、とAがそう零した
「知ってるはずだ。だって君は__あの時俺を助けてくれたのだから。」
『…パツキンなんて知らないなぁ。』
「知ってる癖に。」
甘い顔をする安室、否降谷はAの顔に手を持っていき_____
『…酷いよ、零。』
「ゼロ、とは読んでくれないのか?」
『ッ〜〜〜〜〜!』
パチンッ!!
◇◆◇
『…ちょっと会えなかったからってこんなことする?』
「ビンタする君も大概だがな。」
ヒリヒリとする頬を降谷は撫でた。
『知らないままでいたかったなぁ。てか最初めちゃくちゃ面白そうな男のだと思ったのに!!』
クソ〜思い出すのが遅れた〜!と悔しそうするA。
思い出せないのも無理は無い。
降谷零は透明な男であり小中高と同級生だった者まで忘れさせているという記憶クラッシャーだ。
「というか君の祖母が教官だとはな。」
『おばあちゃんじゃなかったの?担当教官。』
「ああ。鬼塚教官だった。」
『ふーん。』
「今君は探偵なんかしてるのか?」
お前も探偵してるやん……
と思ってしまったがAは言うのやめた。
どうせ"潜入任務だからな"と言われるのがオチだ。
『教員になる予定、だったんだけどな。』
なんのために大学院まで行ったんだ…。
まぁしょうがないんだけど。
「予定だった?」
作者です。ありがちな知り合いだった!という話です。もう少ししたらAには旅に出て貰います。
213人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコミント(プロフ) - 未零 ♪mirei♪さん» そうなんですね!お互い頑張りましょう! (2022年12月29日 8時) (レス) @page22 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
未零 ♪mirei♪ - めっちゃ、いいところで終わってる〜私は今、「すずめの戸締まり✕名探偵コナン」って小説書いているんですけど、すごく進んでて羨ましいです!更新がんばってください! (2022年12月29日 0時) (レス) @page22 id: 8da36c452f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - まみこさん» よろしくね!更新も頑張らせてもらうね〜 (2022年12月26日 18時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - チョコミントさん» えー!覚えててくれたの!嬉しい!!これからもよろしくね!更新頑張って! (2022年12月26日 14時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - まみこさん» 遅くなったけどメリークリスマス〜!私は結構色んな人覚えてるタイプ(?)だから全然覚えてるよ!タメ口は結構なんとも思ってないから大丈夫!良ければこれからもどうぞ仲良くしてくれると嬉しいな。 (2022年12月26日 7時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チョコミントス | 作成日時:2022年12月13日 13時