閉じ師は探偵気取り【降谷零】

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『事情聴取私も参加するね。』

Aはこれ以上考えてもよい考えは出ないと思ったのか事情聴取に参加したいといった。

「止めでも聞ぐべ、A。」

仕方なく、というか止めても聞くであろうAに呆れつつ松井は許可を出した。

『何当たり前のことを言ってるの？まっつん。』

こいつ殴ったろか……と思うような悪びれもない顔をAは浮かべた。

『残念だけど今日はまっつんと遊べないんだ。』

「いづも遊んでるみだいなごど言うな。｣

松井はすぐにAにつっこんだ。

「それで被害者の名前は？死亡推定時刻は？」

安室はスパスパと疑問を松井に投げかけた。

こいつも同族か……と松井は安室にも呆れながら答える。

「被害者の名前は篠原希一だべ。大学生だど。推定時刻いつだった？」

「3時頃やど。それどまっつん、左の肩口に火傷の跡あるだ。恐らぐ被害者はスタンガンで気絶させられだど。｣

鑑識官と思われる男が松井に報告した。

『スタンガン、ね。そちらの女性はさっきいなかったよね？』

今度は関係者に目をつけた名前は聞いた。

「わ、私はきーくんの幼なじみです。名前は水野久美子と言います。このさきをすこし行った遊園地へいくよていだったんです。」

「なるほど。すみません、貴方は？」

安室は第1発見者の女を見た。

「山下楓です。久美子と希一とは昔から仲良くしてもらってるんです。」

「遺体発見の経緯を話してぐれねぇか？」

「は、はい。」

山下は恐る恐るというような感じで経緯を話すのだった。

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