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「急にお見舞い?」

豆鉄砲を食らった鳩のような顔をするのでAはつい吹き出してしまう。

『なに拍子抜けって顔してるのさ?』

だからほら、とAは腕に持っていた花を安室に見せた

『早く早く。ミミズは待ってくれないからね。』

とっとと進んでいってしまうAを安室は慌てて追いかけた。

◇◆◇

「…失敗、したんだね。」

病室に入った途端Aはそう老人に言われる。

『…さすがおばあちゃん。うん。この前の東京の地震の時私の代わりにすずめさんは要石になっちゃった。』

「…要石は人柱なのか?」

「あら、誰かと思えば降谷ちゃんじゃないの。」

老人は安室に微笑んだ。

「…お久しぶりです。宗像教官。」

『ほら。知ってるじゃないか。』

「そんなに君に似てないじゃないか。」

『そう?』

痴話喧嘩しようとする2人を老人が窘める。

「こらこら。何しに来たか分かってないのかい?」

「…何しに来たんだ?」

『…説明してなかったけ?』

テヘッとAが笑った。

「お見舞いとしか言ってなかっただろ!」

『そうだっけ?まぁいいや。…おばあちゃん教えて欲しいことがあるの。』

Aの声はどこまでも真っ直ぐだった。

「…まさか常世へ行こうとしてないだろうね?」

『そのまさかだよ。私が代わりになってまでも。すずめさんを助ける。これは絶対だよ。』

老人は真っ直ぐAの目を見つめた。

それに応えるようにAも老人の瞳を見つめた。

もう決めたことだというように。

「はぁ、困った孫娘だこと。…一つだけある。」

『それは何!?』

Aはすぐに食いついた。

「…Aは1度だけ常世を見たことがあったわよね?」

『遠い昔、ね。』

チラリと安室をAは見つめた。

『だけど入れなかった。』

「すずめさんはどうかしら?」

『え?』

「私たちの家系以外にミミズが見えるのは常世に行ったことがある人のみ。ならば…」

『すずめさんは1度、常世へ行ったことがある?』

「待ってくれ。宗像教官、A。」

『どうしたの?透。』

安室は戸惑いながら聞いた。

「ならば、俺はどうなんだ?」

作者です。おばあちゃんが登場です!やったね!

なんと!お気に入り登録が100人突破しました!嬉しい!!

本当に有難いです!

まだまだ続く探偵気取りをよろしくお願いします!

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チョコミント(プロフ) - 未零 ♪mirei♪さん» そうなんですね!お互い頑張りましょう! (2022年12月29日 8時) (レス) @page22 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
未零 ♪mirei♪ - めっちゃ、いいところで終わってる〜私は今、「すずめの戸締まり✕名探偵コナン」って小説書いているんですけど、すごく進んでて羨ましいです!更新がんばってください! (2022年12月29日 0時) (レス) @page22 id: 8da36c452f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - まみこさん» よろしくね!更新も頑張らせてもらうね〜 (2022年12月26日 18時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - チョコミントさん» えー!覚えててくれたの!嬉しい!!これからもよろしくね!更新頑張って! (2022年12月26日 14時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - まみこさん» 遅くなったけどメリークリスマス〜!私は結構色んな人覚えてるタイプ(?)だから全然覚えてるよ!タメ口は結構なんとも思ってないから大丈夫!良ければこれからもどうぞ仲良くしてくれると嬉しいな。 (2022年12月26日 7時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チョコミントス | 作成日時:2022年12月13日 13時

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