油断の時間 ページ48
カルマ「くそっ､､､」
こんなの､､､あり得ない､､､クラス1位が裕人､､､？俺が学年15位？数学85点？
「A組の皆だって勉強しています。今回、君の代わりに、ふたりの生徒が五英傑に食い込んだ。誰だかわかりますか？」
カルマ「､､､咲夜と裕人でしょ。」
「はい、そうです。みんなと君の違いはわかりますか？」
カルマ「､､､」
「君は、自分の刃を磨くのを怠り、錆びた刃を誇って、努力をしなかった。それが彼らとの差です。」
「一度、聞いたことがあります。何故、自分に慢心しないのかを。そしたら、こう返ってきました。」
裕人「若いうちの失敗は乗り越えれば大きな武器となり、強さとなる。そのためには積み重ねだと､､､思います。」
カルマ「何が言いたいの。」
「余裕で１位とる俺カッコいいなんて思ってませんでした？恥ずかしいですね〜〜」
カルマ「､､､っ！？」
､､､､､､
､､､
烏間「いいのか？」
「ええ、若いうちの後悔は人を大きく成長させてくれます。それに､､､私のような思いはしてほしくない。」
期末試験のあとは、まもなく終業式だ！
「えー､､､夏休みだからって油断しないこと。しないと､､､E組みたいになっちゃいますよ。」
いつものE組いじりも受けが悪い。
そして､､､
磯貝「浅野、約束だ。要求をするぞ。俺らに、この沖縄特別課外学習を譲ってくれ。」
浅野「､､､仕方ないな。いいだろう。」
ーーー
理事長室
裕人「引き分けでは満足しないでしょう。」
理事長「にしても、まさか総合でも2位をとるとはね。ただ、君は浅野くんに勝てたわけではない。」
裕人「では期限つきでA組に移るというのはどうでしょうか。私がそれぞれの生徒にあった自習マニュアルを作成し、成績アップに着手することもできそうですが。」
理事長「ほう､､､まあ、それでもいいだろう。」
裕人「ありがとうございます。では、」
ーーー
E組校舎､､､
「まさか家庭科を主張されるとは思いませんでした。9本もやられたら、ほぼ動けなくなっちゃいますよ。」
イリーナ「あんたはそれでいいの？」
「ええ、むしろ嬉しいです。家庭科は、五教科ではないため、先生により問題がかなり変わる。相当研究しないと、１位は取れません。」
イリーナ「にしても､､､何で私たち留守番なの？」
「､､､」
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