東方野球actⅡ ～大会出ようとしたら、「暗殺教室」にたどり着いちゃって、暗殺に協力することになった件～【東方×暗殺教室×野球】 (ページ15)

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早苗の髪飾りページ15

早「貴方とはじめて会ったとき、確か私が中3の時の県大会でしたね。」

裕「はい、俺は中1で、同じ中学の先輩の応援に部で来てました。そして、早苗さん要するチームに、先輩達が完封負けを喫しました。その試合前、出会って、声をかけてくれたのが、早苗さんです。」

早「正直に言うと、あの日初めて見た貴方を私は、なぜか懐かしく思って、好きになってしまった…だからまず、連絡先だけは、交換したんです。」

裕「そして、早苗さんが全国優勝をして、引退した時…」

裕&早「初めて、2人だけで会った。」

早「その時、私が持ちかけたのが1打席対決でしたね。」

裕「勝ったら、言うことを聞く。というルールでね。」

早「そして三振に取って、私は告白に持っていこうと思っていました。」

裕「……！？」

早「でも、出来なかった。だから、一緒に出かけてほしい、と言いました。そして、その時貴方が買ってくれたのが…このカエルの髪飾りです。私が、幻想郷に来てからも、この飾りが、私の支えでした。いつも、一生懸命な裕人君が、見える気がして。」

裕「そんなに…大事にしてくれてたんですね。嬉しいです。すごく。」

早「で、紫さんから、人間界から選挙で、誰か連れて来る。と聞いた時は、裕人君がいることを願いました。でも、東方には、興味はないだろう。と思っていました。だから、貴方の名前を見つけて…写真を見て、それは確信に変わって…嬉しかった。幻想入りが決まった時には、テンションがおかしくなってました。」
　そう言って、早苗さんが、笑う。信じられなかった。憧れだった早苗さんがそんなに俺の事を思ってくれていたとは…

早「でも、取られてしまった。貴方の好きなキャラはレミリアさんでした。そして、レミリアさんと今も付き合っている。正直、後悔してます。私が、貴方にもっと早く本当の気持ちを伝えていれば…と。」

裕「でも、早苗さんのおかげでもあるんですよ？俺が幻想郷に来て、楽しく過ごせて、またこうして、早苗さんと話すことができるのも。」

早「ありがとう、だから私は決めました。裕人君の為にも、いつまでも嫉妬するんじゃなくて、応援しよう、と。」

裕「早苗さん、良かったら、もう一度、1打席対決しませんか？」

早「え？」

裕「早苗さんは、いつも、俺が相談したら、絶対親身になってくれました。だから、俺の憧れだったんです。いや…今も。お互い思ってること、ぶつけましょう！俺が球場の許可取るんで！」