師匠早苗と弟子裕人 ページ14
紫「説明はなんとかなったようね。」
裕「まあな、というか、紫、説明したとはいえ堂々とでてくる？普通。」
紫「そんなのどうでもいいの、というか、楽しんでる？」
裕「ああ、楽しんでるよ、これも、紫のおかげか。修学旅行とか、懐かしいな。人間界にいたときの中3の春だから、去年か。」
紫「もしかしてだけど、初日に言った、貴方を選んだ理由、信じてるの？」
裕「嘘だったのか？」
紫「半分は本当よ。じゃあ逆に聞くけど、東方好きな野球部が裕人だけなわけないでしょ？」
裕「あ、そうか。」確かに、判断基準がやたらと少なかったな。
紫「実はね、さらに絞りこんで、その中から、幻想入りするのは誰がいいかの選挙を幻想郷住民全員でしてたの。」
裕「…じゃあ俺はその選挙に？」
紫「まあ、ほぼほぼあんただったわ、さらに貴方をさらに強く推す人物が、2人もいたからね。」
紫「1人目はレミリアよ、初めて見た時から、目をつけてたみたいね。2人目は、、、」
俺は思わず言っていた、いやそれしか考えられなかったんだ。
裕「東風谷早苗」
紫「そう、早苗よ、しかも理由は面識があるからだとか、本当によくわからな…」
裕「やっぱりそうだったのかよ！！！」
裕「能力！八雲紫！ネクロファンタジア！」
スキマがあらわれる。
紫「どこいくのよ？」
裕「早苗のとこだ。すぐ戻る。」
そして彼は、スキマに消えていった。
裕「ついたぞ、おーーい！早苗！早苗はいるかあ？」
俺は守矢神社に向けて叫ぶ。
早「どうしたんですか、裕人さん、こんな時間に。」
早苗の顔を見る、間違いない、あのカエルの髪飾りは、俺が、渡した物だ。1打席対決を人間界でして、早苗に三振を喫した。ものすごいスライダーだった。その時、渡した。それを早苗は、喜んでくれた。だから、幻想郷に来て、あのスライダーを見た時まさかとは思った。早苗…いや、早苗さんの球を打ちたくて、友達の投げていた、スライダーを打ちまくった。だから夢想封印も初球で当てられたんだ。
裕「やっと…見つけました。お久しぶりです。早苗さん。」
早「ようやく、気づいてくれましたか。」
裕「早苗さん、一体あの後、なにがあったんですか？弟子みたいなもんなんだから、教えてくれてもいいでしょう？」
早「ではまず、貴方と初めて会った時のことからですね。」
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