楽しいパーティー ページ13
クリスマスを私の家で──と誘った時から、私の頭の中では色んなプランがあって。
お料理も得意じゃないけど、頑張るつもりだったし、なんならケーキだって手作りする予定だった。
だけど、チャンミンが突然帰ってきたりするから、結局買ってきた惣菜とケーキを並べただけ。
まぁ、私が作るより間違いなく美味しいだろうけど……。
「あ〜、食った。腹いっぱいだ〜!」
「私もお腹いっぱいです〜」
二人で笑いながらお腹を擦り。
まだ半分くらい残っているケーキを一度冷蔵庫にしまった所で
「Aちゃん、ちょっとここ座って」
ユノ先輩がポンポンと床を叩いた。
「はい」
何だろう?って思いながらも、素直にそこに座れば、自然とユノ先輩と向かい合う形に。
優しい目で私を見る先輩に、勝手に胸をときめかせていたら
「はい、これ。クリスマスプレゼント」
目の前に、可愛いいピンクの小さな箱が。
それは、紛れもないユノ先輩から私へのクリスマスプレゼント。
「あ、ありがとうございます!!」
「開けてみて」
可愛いリボンのついた箱を開けてみると、中からキラキラした石が沢山着いた可愛いお花の形のネックレスが出てきた。
「何がいいか分からなくて、妹にアドバイスして貰って選んだんだけど……」
「すごい……」
「え?」
「すっっっごく可愛いです!!」
まさか、こんな素敵なプレゼントを貰えるなんて、感動で手が震えちゃう。
そんな私を見て、「喜んでもらえて嬉しい」って照れたように笑ったユノ先輩が
「貸して?」
私の手からネックレスを受け取り、ふわりと私に近付いた。
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ち - はじめまして!アラサーペンのわたしですが、こんな高校時代を過ごしたかったとキュンキュンしてしまいます。更新楽しみに待ってます(^^) (2021年1月24日 10時) (レス) id: c2ed9163db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチコ | 作成日時:2018年6月23日 16時