離れる時 ページ34
箱を開けると革のパスポートケース。
EH「わぁ……かっこいい……。」
パスポート以外にも使えそうだなぁ。
使っていくうちに革もいい感じになじみそう♬
A「………ｳﾆｮｸ？気に入らない？」
EH「そんなことない！本当にかっこいいし、気に入ったよ(^^)」
A「よかったぁ。昨日仕上がったばかりなんだよ♬」
EH「仕上がった？Aが作ったの？」
A「ん？そうだよ(^^)」
EH「凄いな。。明日から使うから。」
A「うん(^^)」
やっといつものAらしくなった。
やっぱり好きだな…Aが笑ってるの。
EH「A。。約束……覚えてる？」
A「……うん。ちゃんと覚えてるよ。。
ｳﾆｮｸ。本当にありがとう。韓国にきてよかった。。ｳﾆｮｸに会えたから。」
EH「……うん。」
A「また、会える……かな？」
EH「会えるよ。アメリカは仕事で行く事もあるし、休暇には遊びに行こうかな〜(^^)」
A「ﾌﾌ。楽しみだなぁ。」
EH「Aはあっちに帰ってどうするの？」
A「んー。ﾖﾝｼﾞｭと離れてみて思ったんだけどね？両親にもﾖﾝｼﾞｭにも凄く守られてたなって、改めて思ったの。。だから、自立したい。
その為には両親とちゃんと話さなきゃ。。」
EH「そっか。Aなら出来るよ。Aは意志が強いから。」
A「そう……かな？」
EH「そうだよ(^^)」
Aは一度決めたら自分が納得するまで真っ直ぐ突き進む女の子だった。
今は自信がなくてｸﾖｸﾖする面が強く出てるけど、今のAを見たら大丈夫な気がしたんだ。
EH「でも、あまり頑張りすぎないで？ちゃんと頼ってね。わかった？」
A「ありがとう。離れててもｳﾆｮｸと友達でいられたら頑張れそうだよ！」
EH「Aが僕を必要としてくれる限り力になるよ。僕も仕事頑張らなきゃ！」
A「ｳﾆｮｸ？時間大丈夫？」
EH「ん？あっ！」
時間を、見ると20時15分前！
EH「帰らないと……。明日、気をつけてね！」
A「ｳﾆｮｸも。。今日は来てくれてありがとう。」
玄関先で握手して別れのあいさつ。
手にAの温もりを握りしめて僕たちはまた韓国とアメリカ。。。
でも、昔と違うのは自分たちの意志で繋がってられること。
＊＊作者より＊＊→←気づかれたくない想いーYou sideー
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作者名：真洙 | 作成日時：2013年8月24日 1時
