君と僕の物語＊EH From SJ＊ (ページ15)

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じれったい-YJ sideーページ15

EH「ヨンジュ。出会えたんだ。こっちに来て間もないから生活環境にも慣れてない。頼れる友達は？ゆっくり慣れていこう？Aさんも一気にあれこれあったら負担だろ？そこまで大事に思うなら焦るなよ。僕は逃げ出さない。。Aさんが負担にならない記憶の戻し方を僕たちで探っていこう……な？」

ﾋｮﾝの言いたいことも解らなくはない。

僕は何年もAが辛い思いをしてるのを知ってるんだ……。
どうにかしたい。。
韓国に帰った理由はもう一つある…。

アトリエに帰るとAがﾌﾞﾂﾌﾞﾂ何か言っていた。

A「ｳﾆｮｸさん……。ｳﾆｮｸさん。ｳﾆｮｸさん！」

YJ「なに、ﾋｮﾝの名前叫んでるの？」

A「ヨンジュ！いつから聞いてたの？！」

YJ「いまさっき(笑)それで？なんで叫んでるの？」

A「………ｳﾆｮｸさん。初めて会った時から
温かい気持ちになれるの。。でも、名前を言うと違和感が…………。不思議だよね？」

Aの直感はﾋｮﾝをちゃんと感じとっている。
いくら名前を呼んだって違和感を感じるのは当たり前だ。

YJ「……………そうだね。不思議だ。」

ﾋｮﾝの名前を自然に知る方法がない限り前に進めない気がした。

２人がちゃんと繋がっていられる様に……出来るだけ遠回りしないように。。
そんなことを思いながらAと２人家路についた。