来た理由 ページ14
アメリカで自分の店舗が持てるくらい成功してるのに、わざわざ韓国に拠点を置いてブランド展開している理由が解らなかった。
ブランド展開していくならもっと大きくするだろうに、今日来た店舗兼アトリエは規模が小さく感じたんだ。
ヨンジュがこの若さで社長な理由もすべてAの為だった。
Aをモデルにするのも男の子がAをみつけてくれないかという望みから。
Aが苦しい時に僕の名前を口にする。
その事実を聞かされて愛おしさまで感じるんだ。
思い出せないのに……無意識下では僕を求めてくれてたんだと。。。
それでも僕は……
EH「ヨンジュ…Aを連れてきてくれてありがとう。……でも、名乗らない。」
YJ「どうして!どうしてだよ!………やっと……見つけたのに……Aが……」
EH「どうしてAさんの為にそこまで?」
YJ「Aは、、思い出せない事に罪の意識まで感じてた。。自分も苦しいくせに、いとこで今の両親とも仲良かったとはいえ、急に養子になって戸惑ってた僕をいつも笑顔で支えてくれた。。そのおかげで今は本当に大切な家族だって思えるようになったから………Aが苦しむ事から解放されるように。。会いたい人に会わせてあげれるように……支えて恩返ししたいんだ。」
Aは素敵な家族に囲まれて育ったんだ。
ご両親がAが苦しまないようにと守ってきた。
ご両親が隠している何が解らない今、僕を思い出すことでご両親の隠している何かにAが苦しまないか心配なんだ。
EH「ヨンジュ。出会えたんだ。こっちに来て間もないから生活環境にも慣れてない。頼れる友達は?ゆっくり慣れていこう?Aさんも一気にあれこれあったら負担だろ?そこまで大事に思うなら焦るなよ。僕は逃げ出さない。。Aさんが負担にならない記憶の戻し方を僕たちで探っていこう……な?」
夢をみて、君を見つけて、再会した。
そして僕の心に芽生えた君への思い。
君が思い出せないならそれでいい。
今の君が今の僕を求めてくれるようにがんばるよ。
フッと、思い出した時に隣に僕がいられたら……思い出した男の子と隣にいる僕が同じ人で良かったって君が笑えるように……だから僕は名乗らない。
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作者名:真洙 | 作成日時:2013年8月24日 1時