不思議な人ーYou sideー ページ12
ウニョクさんが帰ってからアトリエへ戻った。
YJ「Aはまだアトリエにいる?」
A「うん。いるよ。」
YJ「ちょっと出てくるから大人しく待ってて。」
A「こんな時間になに?」
YJ「いってきまぁす!」
A「もぅ!ヨンジュ!!」
質問に答えてもらえず……。
それにしても、ウニョクさんって親しみやすい人だなぁ。
今日行った野原も懐かしい感じがしたし、あの大きな木は温かさを感じた。
目を瞑って小さな男の子を思い浮かべたら名前を呼ばれて……そこにいたのはウニョクさん…。
名前だって思い出せない約束の男の子。
探して約束を果たしてもらおうなんて思わないけど……。ただ、、会いたい。理由はない。
今、すれ違っても私は男の子の事がわかるのかな?
男の子の事だって、自分で思い出したんじゃない。日記と写真のおかげだし……。
「大切すぎて思い出せない事もある」
昔、悩み過ぎて………忘れて思い出せない事が罪のように思った私は牧師様に懺悔した。
その時の言葉が思い出せない葛藤から解き放してくれた気がする。
A「ウニョクさん……。ウニョクさん。ウニョクさん!」
YJ「なに、ヒョンの名前叫んでるの?」
A「ヨンジュ!いつから聞いてたの?!」
YJ「いまさっき(笑)それで?なんで叫んでるの?」
A「………ウニョクさん。初めて会った時から
温かい気持ちになれるの。。でも、名前を言うと違和感が…………。不思議だよね?」
YJ「……………そうだね。不思議だ。」
ウニョクさんの存在が気になりながらヨンジュと二人家路についた。
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作者名:真洙 | 作成日時:2013年8月24日 1時