信じろ。俺たちを ページ27
「どう、して…？」
涙がでる。次々と視界がぼやける
それは憎しみでもなく怒りでもなく、何だか安心感のある涙
サンジ「レディをこんな姿にして…俺は許さねえぞクソ男！」
カリッタ「オメェら！どうやってあそこから！」
ウソップ「お前らが使い捨てた爺さんにな！」
カリッタ「クッソあのジジィ！覚えてろ…まずはお前からだ金髪のぐるぐる眉毛」
サンジ「んだと！？テメエ！あのクソマリモ並みに腹たつ！地の果てまで蹴り飛ばしてやる」
-------戦闘中-------
ウソップ「お、おい！A大丈夫か？酷い傷だな…生きてるか？」
ウソップくんが縄を解こうとして私を触る
「やめて！触らないで！！…早く行きなさいよ！私を置いて夢の果てまで行って来なさいよ！私に構わないで…早く私の前から消え失せろ！海賊共が…ｸﾞｽﾝｯ」
今まで溜めてきたものを発散できた。出来たはずなのに…どうして
どうしてこんなに胸が痛いんだろう…やっと全て吐けたのに
この涙は一体なんだろう
ウソップ「Aお前」
カリッタ「ハハハハハ！！信じてやがる！まんまとハマりやがった！傑作だ！！アーハハハハボスにも見せてやりたいぜ」
何？何が信じてやがる？私は何も信じてなんかいない
ハマったって…？傑作？見せて…
「なに…言ってるの？カリッタ」
カリッタ「お前は騙されたんだ俺たちに！お前は捨てられてなんかいない。必要とされてたんだ。
お前の仲間がこうやってお前を助けに来たのにも関わらずお前は消え失せろだ、構うなだ…なんて酷い事を…ハハハハ見てみろ？お前の目の前に何が映っている？」
そっと震えながら上を見上げる
ウソップ「…」
ウソップくんは黙って私に背を向けて
サンジくんはタバコに火をつけた
ああ、なんて事をしたんだろう。助けに来てくれた仲間を
私は…
「ッ…」
泣くことしか出来ない
ただ静かに 悟られないように
サンジ「…俺はお前を許さない。」
ごめんね…でも、騙されただけなの
いくら自分を悲劇のヒロインにすれば気がすむのだろう
自分でも腹がたつ
サンジ「クソ男！！我が愛しきAになにを吹き込ませてるんだ。」
カリッタ「ッチ…懲りねえな」
ウソップ「おい、Aお前は…何で騙された。なぜ俺たちを信じない」
「仲間だなんて思ってないでしょ」
言いたくなかった言葉が…私の苦しみと共に吐き出された
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クジラ。(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます(T ^ T)そのお言葉が励みになります！！ (2016年7月24日 13時) (
レス) id: d779d59ab4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - すごく面白いです！これからも更新頑張って下さいね！ (2016年7月24日 12時) (レス) id: c519be83e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クジラ。 | 作成日時：2016年7月17日 0時
