焦凍は私にとって1番のヒーローです！[轟焦凍] (ページ37)

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私のヒーロー35 ページ37

『焦凍…』

姉さんを説得するのは至難の業。
だってあの人、色々おかしいもん。

だからお父様に話してこの条件を無しにしてもらおうとしたのに、

轟「Aを今離したらｯどっかいっちゃうだろ…。」

焦凍が…可愛いです。

ごめんなさい。分かってますよ。この状況で何言ってるんだってなりますよね。

『約束、は…守る。』

轟「いや…だ。」

そう言ってぎゅうっと強く抱きしめる焦凍。

『ｯ…!!』

ダメダメ。
これからも焦凍と一緒に居たいなら、この腕を振り払わなきゃ。

轟「Aｯ…」

あぁ、なんでだろう。
今お父様のところに行くと、ここに戻ってこれないかもしれない。

だったら、姉さんが出した条件なんて無視した方がいいのかもしれない。
そうだ。

姉さんだ。
条件を出したのは姉さんだ。

『もうどこにも行かないよ。焦凍。』

轟「本当か…？」

『姉さんが出した条件なんて無視しよう！

これからもずっと一緒にいよーよ！』

そう言うと焦凍はふっと顔をほころばせた。

やべえ、破壊力半端ねぇ…！

轟「そのセリフ、俺が言うもんだろ？」

『なんで…？』

轟「ずっと一緒に居よう。A。」

な、なんか…

『なんかプロポーズみたいね…照れる…///』

轟「プロポーズじゃなかったのか？さっきのAの言葉。」

『あ、いや、そういう訳で言ったんじゃ…ｯ///』

相「イチャつくなら他へ行け…。
はぁ…お前らはったく…」

やべ、相澤先生いたの忘れてた。ｗ