私のヒーロー31 ページ33
目を開けて、1番に飛び込んできたのは一番大好きな人の顔だった。
『焦凍…ここは…あぁ、私の家か…』
気を失う直前、体になにか巻きついた感覚があったから相澤先生が来てくれたのかと思ったけど…
『ねぇ、焦凍。』
『姉さんから何か、言われた…？』
轟「…ｯ！」
ああ、言われたんだな。
『ね、焦凍。』
だって、名前を呼ぶ度にビクって体が動くんだもん。
何に怯えてるんだか。
『姉さんの事だから、個性婚するか私と別れるかどっちが選べって言われたんでしょ。』
轟「ｯああ。
でも俺、Aと個性婚も、別れたくもない。」
『そんなの、私もだよ。』
焦凍に腕を引かれたと思ったら、焦凍の腕の中にいた。
轟「A…俺さ、Aと個性婚なんて、嫌なんだよ。」
『うん。』
轟「けど、Aと別れる気も無いんだ。」
『うん。』
轟「この問題は…ｯ何が正解なんだ…ｯ？」
『ｯ！
焦凍っ！』
あぁ、焦凍はこんなに悩んでくれてるのに、私はなんにもできない。
名前を呼ぶだけ。
轟「とりあえず、今日はお義父さんからも、親父からも帰宅許可出たから…雄英に帰ろう。」
『うんっ…雄英に…A組のとこに帰るｯ』
それから、迎えの車で焦凍と雄英の寮に帰ったが二人ともお互い無言だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アニオタ＠ななみ(プロフ) - ゆっくりフランさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年8月5日 9時) (
レス) id: b76c0968e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりフラン(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 37cecb84fa (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ＠ななみ(プロフ) - 鈴木美妃さん» ああああああありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2018年6月24日 7時) (レス) id: b76c0968e5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファン第1号になりました。更新楽しみに待ってます。頑張って下さい。 (2018年6月24日 6時) (レス) id: 45b1fffadb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梶さん@大好きすぎてヤバイ | 作成日時：2018年6月23日 23時
