焦凍は私にとって1番のヒーローです！[轟焦凍] (ページ15)

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私のヒーロー 13 ページ15

『ぅん…ふぁふ…』

いやぁ、朝色々ありすぎて、疲れがどっと出てきた…。

『Flowershower…』

ボソッと個性発動させてみると

『お〜…見事に茶色く枯れてますなぁ…』
枯れた花びらが2～3枚申し訳程度に出てきたくらいだった。

八「あら、Aさん。
個性にいつもの華やかさがありませんわよ？」

『やおもも…ねむい』

蛙「ケロ…？大丈夫なのかしら」

『梅雨ちゃん、うん。
まぁ、疲れが溜まってるだけでしょ〜って思いたいかな。』

八「そうですわね。
入学してからすぐに色々ありましたからね。
今日は早めに帰ってゆっくり休んではいかかですか？」

蛙「そうね、それがいいわ。
Aちゃん、体は大切にしなきゃダメよ」

『やおもも…梅雨ちゃん…』

あぁ、私はなんていい友達を持ったんだろう…。

『ありがとっ！でもホント大丈夫だから！』

むんっと力こぶを作る仕草をしたら

全「かっ、可愛いいいい！」

みんなが発狂しました。

『(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww
みんな息ぴったりｗ』

麗「Aちゃん、可愛すぎっ！
なんなん！？あの可愛く愛しい生き物はっ！←」

轟「麗日、Aが可愛いのはいつものことだ。
でも、今のは天使だった←」

あ、ははは。

みんな、キャラ崩壊がすごい…。

相「おい。A。」

『ひゃいっ！？』

相「なんて声出すんだ…。
ﾊｧ…まぁいい。
お前1限目、保健室で休んでこい。」

『へっ？』

相「轟、付いてやってやれ。」

轟「はい。
行こう、A。」

『えっ、う、うん』

まぁ、眠かったし、先生が寝てこいって言ったんだし、サボりにならないから別にいっか。

『ん…ぁ、れ？』

いきなり視界がぼやけてくる。

轟「A？」

焦凍の姿もハッキリと認識できない。

『しょ…と…ｯ!!!!』

((ドクンッ

嫌な予感がした。

((ドクンッ

この鼓動は…

((ドクンッ

『焦凍ｯ…!!!!逃げっ…て！
私からっ…離れっ…うっ…』

((ドクンッ

自分の体が言うことを聞かない。
無意識に、焦凍に手を出す。

(やだｯ！ヤダヤダヤダッ！)

いくら私が嫌だと言っても、私の腕は、焦凍に向かっていく。

『う、ぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!』

私が最後に見たものは
驚いた顔の焦凍と、大量の花びらだった。