65-3 ページ43
＊
全員が肝試しを終えて、反対側に集合したあと。
前「要するに……怖がらせて吊橋効果でカップル成立を狙ってたと」
「面目ない……本当に面目ない……」と、どうやら一番楽しんでた(？)殺せんせーが地面に伸びながら謝る様子を皆が冷めた目で見下ろしてた。
「結果を急ぎすぎなんだよ」「怖がらせる前にくっつける方に入ってるから狙いがバレバレ！」とそれを聞いた皆が、グサグサと容赦なく殺せんせーを刺してく。
殺「だ、だって見たかったんだもん！ 手ェ繋いで照れる2人とかみてニヤニヤしたいじゃないですか！」
泣きギレに入った。ゲスい大人だ。ガキかお前は……
莉「殺せんせー、そーいうのはそっとしときなよ。
うちら位だと、色恋沙汰とかつっつかれるの嫌がる子多いよ」
「皆が皆ゲスいわけじゃないんだからさ」と、呆れ半分で莉桜が殺せんせーに珍しく忠告した。
殺「うぅ……わかりました」
殺せんせーのダダゴネが落ち着いた時、後ろの洞窟の方から「何よ、結局誰もいないじゃない！ 怖がって歩いて損したわ！」と、少し拗ねた声が聞こえた。
皆でそっちを向いたら、烏間先生の右腕にしがみついて洞窟から出てきたビッチ先生がいた。
烏「だからくっつくだけ無駄だと言ったろ。徹夜明けにはいいお荷物だ」
ビ「うるさいわね、男でしょ！ 美女がいたら優しくエスコートしなさいよ！」
文句を言ったビッチ先生が視線に気づいたのか、私達の方を見て固まった。そのあと、皆の視線から逃げるかのように烏間先生から離れていく。
「なぁ、薄々思ってたけど、ビッチ先生って……」
「……うん」
「どうする？」
「明日の朝帰るまで時間はあるし……」
誰も言わなかったけど、「くっつけちゃいますか！？」と言う声が聞こえた気がした。
結局皆ゲスかったらしい。こうして、最後の作戦が開始された。
私？ 私は別に興味ないから、皆が作戦会議してるのを後ろから眺めてたよ？
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霜凪さん推し【ヤミ（作者:彗星）】 - 前の初コメからお邪魔させてもらってます！あんしんフィルターとはどう言うものなのかを教えてください（まだTwitterとかやってない）お願いします！ (2023年2月23日 14時) (
レス) @page50 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
レゼ推し部部長ヒスイ - 前々の章からコメントをしてもらっています。Twitterしてないのでわからないですが無断転載は何かしら罪になってくれればいいのにと思っています、、占ツクに来ないでほしい (2023年1月30日 19時) (レス) id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - ありすさん» こんにちは、初コメありがとうございます！ あんしんフィルター……！ あれウザいですよね！ 私はTwitterアカウントには鍵をかけてないので、アカウントがなくても見れると思います。応援ありがとうございます！ 嬉しいです！ 騒動収まることだけを祈って生きます……w (2022年8月16日 15時) (レス) id: d530fc9998 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 初コメ失礼します！私は『あんしんフィルター』というものがあるのでTwitterをフォローすることが出来ません。ですが、この作品も作者様も大好きです！！ずっと応援しています！これからも頑張ってください！！！ 追記:お隣のサイトの騒動（？）が収まるといいですね。 (2022年8月16日 0時) (レス) @page50 id: f7c82f5c0a (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - とろろさん» こんばんは、返信遅くなってしまい、申し訳ございません……！ ありがとうございます！ ある程度ストックが溜まり次第、投稿しようと思います。お時間をいただいてしまいますが、気長にお待ちいただけると幸いです。 (2022年8月5日 22時) (レス) id: d530fc9998 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せな | 作成日時：2022年6月5日 0時
